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2022.07.18 07:30

「メンタリング」をキャリア開発ツールにする3つの簡単な方法

社内の流動性を高めるための実践的なキャリア開発手法であるメンタリング

社内の流動性を高めるための実践的なキャリア開発手法であるメンタリング

メンタリングは、社内の流動性を高めるための実践的なキャリア開発手法だ。また、メンタリングをキャリアアップのツールとして効果的に活用することで、職場のコミュニティやつながりをサポートすることができる。そうしたものが欠けている場合、燃え尽き症候群のリスクが高くなる。

そこで今回は、先頭に立ってメンタリングプログラムを成功させている3人のリーダーを取材し、チームのキャリア満足度と効果を高めるためのヒントを集めてみた。ここでは、メンタリングを実りあるものにするための3つの方法を紹介する。

1.創造的な手法と質問を行う


Association for Talent Development(才能開発協会、ATD)によれば、メンタリングの形態には以下のようなものがある。1対1メンタリング、グループメンタリング、ピアメンタリング、そして従来とは異なる形態のリバースメンタリング(後輩が先輩をメンタリングする)やスピードメンタリングといったものもある。

40億ドル(約5491億円)以上の評価額を持ち、1200人以上の従業員を抱える営業実行プラットフォームOutreach(アウトリーチ)の人材・組織開発担当上級副社長であるパメラ・マッツソンは次のように語る。

「一部の事業部門では、特定の業界や重点分野(すなわち、カスタマーサクセスチームとGo To Marketチーム)に特化した従来型の1対1のメンターシッププログラムを採用していますが、Outreachで最も広く採用されている形式はスピードメンタリングです。参加者は限られた数のメンターと会い、その後、新しいパートナーやグループへと交代して、新しい会話が行われます。これらの会話は毎月バーチャルで行われ、ランダムにペアが組まれるリバースメンタリングも含まれています」

そしてマッツソンは、フィードバックやマイルストーンに基づいて、効果の高かった質問例をいくつか紹介してくれた。

スピードメンタリングの質問例


1. すべてのリーダーが持つべきだとあなたが考える特性は何ですか?
2. あなたが実際に見た中で、他と比べてリーダーが頻繁に犯してしまう間違いは何ですか?
3. あなたがこれまで見てきた中で、より多くのリーダーたちのキャリアを狂わせていた振舞や特徴は何ですか?
4. 最もやりがいを感じた成果は何ですか?
5. もし、もう一度すべてをやり直せるとしたら、何を変えたいですか?
6. インスピレーションはどこでどのように得ていますか?
7. 単に仕事を続けるために働くのではなく、キャリアプランを立てるのに役立つアドバイスは何でしょう?

2.仮想的に拡大する


パンデミックの影響により、4分の3近く(71%)の組織が、何らかのかたちでリモートコーチングやメンタリングに頼っている。
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翻訳=酒匂寛

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