【重要なお知らせ:当社を装った偽サイトにご注意ください】

製品

2025.04.16 17:00

Windows 10は10月にサポート終了、うまく進まないMSの11への移行施策

mundissima / Shutterstock.com

mundissima / Shutterstock.com

マイクロソフトは2015年にWindows 10をリリースし、10年間のサポートを約束してきたが、その期限は2025年10月14日で終了する。同社は現在、できるだけ早くアップグレードすべき7つの理由を提示している。

新たに公開されたサポート文書では、Windows 11を最大限に活用するための7つのヒントを解説しているものの、Windows 10ユーザーを新バージョンへ移行させるのに苦労している印象を受ける。

たとえば提示されたヒントには、新しいスタートメニューを推奨する内容が含まれている。ただしZDNetのランス・ホイットニーは「Windows 11のスタートメニューは、その扱いにくいレイアウトとカスタマイズ性の乏しさで多くの人々を悩ませています。Windows 7や10で培われたメニューを強化・改善する代わりに、後退したような再設計を選んだように見えます」と述べており、大幅な見直しを期待している。

サポート文書ではまた、「スナップレイアウト」を使いこなすと生産性が向上すると説明し、複数のデスクトップを作成して仕事用・個人用・娯楽用と使い分けることで「すべてを整理整頓できる」としている。さらに、ウィジェットを活用するヒントも挙げられており、パーソナライズされたニュース、天気、カレンダーのリマインダーなどをWindowsキー+Wキーで呼び出せると解説している。

ほかにも、「クロック」アプリの便利な機能として、アプリや連絡先からの通知・サウンドを一時的にブロックする「フォーカス セッション」を利用することを紹介。パスワード入力の代わりにWindows Helloの顔認証や指紋認証でログインすること、目への負担を減らすダークモードの使用も推奨している。最後にこの文書は、2025年10月14日をもってWindows 10のソフトウェア更新が打ち切られることを改めて強調している。

これらのヒントへの反応はまちまちだ。Windows Latestは「このサポート文書はまったく魅力に欠けていて、Windows 11を試してみようと思わせる理由を提示できていません。それに加えて、文書内でWindows 11のスタートメニューにある『アイコン』を『ライブタイル』と混同しているのは、マイクロソフトのインターンかAIが書いたのではと思わせます」と指摘し、「このリストは物足りないと感じます」と結論づけている。

マイクロソフトがユーザーにアップグレードを納得させるためには、さらなる工夫が必要なようだ。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事