2. 良いモノを長く楽しむファッション文化:ゆずる、なおす、つかいつづける。
リセール市場の拡大、タイムレス・シーズンレスなモノの価値、アップサイクルで長く楽しむ
3. 循環システムの構築:服へのリサイクルは、まだ1%。
ケミカルリサイクル、バイオマテリアル、資源循環に向けて
テクノロジーで変わるファッション
4. 質量のないデジタルファッション:性別や年齢から自由になる。私らしさを表現できる新しい手段。
新市場としての仮想空間、SNSでの自己表現、XR等テクノロジーの活用による新しいサービス
5. 創造性の発揮を支援するテクノロジーの台頭:誰もが、デザイナーになれる時代の到来。
デジタル空間における自由な創造活動、創造性の民主化、一層高まる本物の価値
6. 創造社会の新しい市場ルール:もう一度、「ファッションで稼ぐ」を考えよう。
NFTを活用した収益多元化、リセール市場における収益分配、トレーサビリティの確保
新たな価値を生み出すファッション
7. ラグジュアリー概念のアップデート:ローカルから生まれる、新ラグジュアリーとは?
ラグジュアリーの現状、これからのラグジュアリー『地域(ローカル)に伝承される固有の文化等の多様性、個人のクリエイティビティに基づく唯一性(アート)』、人や自然と調和的であるという社会貢献的な利他性、日本発のラグジュアリー創出に向けて
8. これからの海外需要獲得:日本のクリエイティブを、世界に広げていく方法
クリエイター人材(アーティスト、デザイナー等)、日本の有する伝統技術・技法、クリエイター人材と伝統の協業
9. ビジネスで留意すべきファッションロー:グローバル化とデジタル化にむけた新・基礎知識。
海外市場(知的財産、契約交渉・消費者契約法・VAT等、サステナビリティ)、デジタルファッション市場、文明の盗用
10. ファッションの未来に求められる人材論:イノベーションは「人」が生み出す。
求められる人材像、人材教育
ファッション業界が現在抱える問題は、大量生産・大量廃棄のリニア型構造による高い環境負荷、ファストファッション台頭などによる製品価格の低下、サプライチェーンのトレーサビリティ改善の必要性など幅広い。
同報告書は、こうした問題を改善し、望ましいファッションの未来創造に向けた提案を示した。業界の多くのステークホルダーと政策立案者が同報告書をはじめとするさまざまな提案を参考にし、日本が世界のサステナブルファッションを牽引していくことが期待される。
【プレスリリース】「ファッションの未来に関する報告書」を取りまとめました
【参照レポート】ファッションの未来に関する報告書
※この記事は、2022年5月にリリースされたCircular Economy Hubからの転載です。