裕福な国の若者が途上国の若者よりも「将来を楽観視しない」理由

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また、年齢が1歳上がるごとに「世界はより良い場所になっている」と答える割合が1%低くなることが調査で明らかになっています。


若者は年上世代に比べ、将来に対して楽観的に捉える傾向が見られました。イメージ: UNICEF/GALLUP report

ほとんどすべての国で、「世代を追うごとに世界はより良い場所になっている」と答える若者の割合がわずかに高くなっている一方で、若者と高齢世代の間の考え方に大きな違いが見られます。特に日本、アルゼンチン、ウクライナ、ドイツ、スペイン、米国ではその差が顕著です。インド、バングラデシュ、モロッコ、ナイジェリアでは、若者と高齢世代が世界をほとんど同じように見ていることが、調査から明らかになりました。

「悪化しつつある数多くの問題がある」。イギリスの若者であるジョン氏は、気候変動や差別に対する意識の高まりを指摘する一方で、その双方に対処するための取り組みが始まっていることが、将来を楽観的に捉える理由になると述べています。

(この記事は、世界経済フォーラムのAgendaから転載したものです)

連載:世界が直面する課題の解決方法
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文=Emma Charlton, Senior Writer, Formative Content

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