5番街協会のジェローム・バルツ会長は筆者に対し「現代の洗練された顧客は特別なものを期待している。5番街の強みは、唯一無二のものを提供していることだ」と説明。「突出した宝飾品やデザイナーとのコラボ品、ユニークな商品、素晴らしい展示など、5番街は他にはないような高級品やショッピング体験を発見できる場所だ」と語った。
以下に、ニューヨーク5番街でしかできないショッピング体験を5つ紹介する。
・128カラットのイエローダイヤ(ティファニー)
Photo by Daniele Venturelli/WireImage
有名な宝飾品店ティファニーの前を通るときは、店内で128カラットのイエローダイヤモンドを見学しよう。売り物ではないが、このティファニー5番街店に保管されている。
ティファニーはこのダイヤについて、「ティファニーが1837年の創業以来培ってきた最高水準の品質とクラフトマンシップを象徴している」と紹介している。
・インスタ映えする有名なグラフィティ(セリーヌ店舗そば)
このグラフィティには、歩道と並行に伸びる大きな腕と、下の何かをつまむしぐさをする手が描かれている。場所は、5番街の少し東側のベイプ(BAPE)やセリーヌの店舗の隣、東59丁目9番地への通用口だ。仏アーティスト「JR」が手掛けたもので、簡単にインスタ映えを狙える作品となっている。
・マリリン・モンローの真珠のネックレス(ミキモト)
Photo by Will Ragozzino/Patrick McMullan via Getty Images
5番街のミキモト店舗は、息をのむような宝石の数々がある場所だが、その中でも際立つ品がある。それは野球選手のジョー・ディマジオが1954年、日本への新婚旅行でマリリン・モンローのために購入したミキモトの44粒の真珠のネックレスで、5番街のミキモト旗艦店で保管されている。