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筆者は再びハーバード大学のキャンパスに戻り、2020年3月以降初めて対面で経営者教育の授業を提供している。学生らは対面で授業に参加しているものの、ビジネス界ではまだ大半のプレゼンテーションがビデオ通話を介して行われている。

コンピューター上で行われるプレゼンは、新型コロナウイルス感染症が収束してからも消えない。米調査会社ガートナーの調査によると、会社の経営者のなんと74%が一部の従業員を無期限に遠隔勤務に移行させることを計画していると答えている。ネットを介してプレゼンに違和感を持たない人が増えていることから、起業家やビジネス専門家は他者と差別化のため、遠隔で行うプレゼンのスキルを改善すべきだ。

筆者は今後、ネットを介したプレゼンのスキルを培う上で誰もがすぐに活用できる、具体的で実践可能なコツを提供していく予定だ。一部のコツは非常に楽に実践でき、対面でのプレゼンも改善してくれるはずだ。

遠隔でのプレゼンで聞き手の関心を得る一つの戦略は、フォントを大きくして1枚のスライドに書かれた文字や箇条書きの数を減らすことだ。

筆者は、スティーブ・ジョブズのプレゼンスキルについて初の書籍を執筆してからというもの、箇条書きの数を減らすことを奨励してきた。遠隔で行うプレゼンスライドでは、この点がさらに重要だ。ネットを介してプレゼンを聞いている人は、あなたのスライドを大きな画面で見る余裕がない。相手は携帯電話やラップトップの画面であなたのプレゼンを見ているだろう。

20ポイントでこうした箇条書きを書くことは、対面でのプレゼンでもあまり効果を生まなかった。しかし遠隔で行うプレゼンでは、これは確実に失敗の原因となる。

考えてみると、筆者が最近目にしたスライドと比べれば20ポイントのフォントも歓迎すべきものだろう。筆者は過去数週間で、新たな商品を立ち上げる製薬・技術分野の世界有数の大企業で働く役員らと面会した。

役員らは誇らしげに、14ポイントのフォントを使ったスライドを見せてくれた。全てのスライドに、より多くの情報を詰め込もうとした結果だ。そうすることで自分が賢いように感じているかもしれないが、聞き手は全てのスライドの小さな文字を読むことはできない。

相手は失礼にならないようフォントが小さ過ぎるとは言わないが、内心煮えくり返っている。

翻訳・編集=出田静

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