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米国を中心にスニーカーの転売がビッグビジネスになっている。スニーカー取引市場「ストックX(StockX)」の登場でブランドスニーカーはいまや通貨のように取引されており、市場の活況を背景にストックXは最新の資金調達ラウンドで25億ドル(約2600億円)の評価額をめざしている。

スニーカーにはアーバンカルチャーが大きな影響を与えてきた。とくにヒップホップアーティストたちは限定モデルについて語るのが大好きで、それがストックXのようなプラットフォームが存在し、人気を集める背景になっている。2億5000万ドルとされる同社の新たな資金調達も、こうしたスニーカー熱に後押しされそうだ。

ヒップホップ関係ビジネスのニュースサイト「カルチャーバンクス(CultureBanx)」によると、スニーカーマニアにとっては需要と供給が何よりも大事なものになっている。転売市場のビジネスやトレンドを支配しているのは、カニエ・ウェストやドレイク、ファレルといった著名ラッパーと、ナイキやアディダスなどメーカーがコラボレーションしたスニーカーだ。

金融サービス会社のコーウェンによると、北米のスニーカー・ストリートウェア再販市場は2025年には60億ドル規模に膨らむ見通し。こうした市場の潜在力も踏まえれば、ストックXが新たな資金調達ラウンドに臨むのは自然な流れだとわかる。


ストックX共同創業者のジョシュ・ルーバー(Getty Images)

世界中のスニーカーヘッズ(スニーカー狂たち)がスニーカーを投資資産と見なすなか、スニーカーは取引可能な市況商品になっている。ストックXの評価額が目標どおりになった場合、2019年6月の10億ドルから一気に2.5倍に高まることになる。フォーブスが最近伝えているところでは、ストックXの2020年第3四半期の取引額は前年同期比500%増を記録した。

ストックXはこれまでに1億6000万ドルの資金を調達している。新たな資金は、スニーカー取引仲介アプリ「GOAT(ゴート)」などのライバルを突き放すのに必要なものとみられる。ストックXは2021年半ばの新規株式公開(IPO)を計画しているとされ、非公開の資金調達は今回が最後になる見通しだ。

編集=江戸伸禎

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