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Photo by Sean Gallup / Getty Images

ボルボとグーグルの自動運転車開発部門のウェイモは6月25日、ウェイモの自動運転技術をボルボの車両に搭載するための戦略的パートナーシップを発表した。

ボルボによると、ウェイモはボルボがレベル4の自動運転を実現する上での独占的パートナーになるという。ただしウェイモは実際のところ、フィアット・クライスラーやジャガー、ルノー日産らと異なるレベルの自動運転の実現に向けて契約を結んでいる。

今回の2社の発表によると、ウェイモの完全自動運転技術「Waymo Driver」は、ボルボが配車サービス向けに開発する電動車プラットフォームに組み込まれるという。

ボルボは5月に、米国のルミナー(Luminar)が開発したLiDARを2022年発売の次期XC90市販車に搭載すると発表した。声明で同社はこの新型車両がハードウェアレベルで、自動運転に対応すると述べていた。

ボルボはこの車両の自動運転レベルに言及してないが、新たに導入されるHighway Pilot機能は、米国の自動車技術者協議会(SAE)が定義するレベル3相当であると考えられる。SAEはレベル3を「特定の地点や状況において安全が確認された際に、完全な自動運転によるハイウェイ走行を可能にする技術」と定義している。

ボルボがルミナーとの提携に続き、ウェイモとのパートナーシップをアナウンスしたことで、同社がレベル3対応の車両の製造とは別に、レベル4対応の自動運転プラットフォーム構築をウェイモと進めていくことがが伺える。

今回のボルボとウェイモの提携は、Waymo Driverに特化したものだ。ウェイモによるとWaymo Driverはウェイモが自社で開発したセンサーに依存する自動運転テクノロジーであり、この取り組みでルミナーなどの他社のセンサーが活用されることは想定しづらい。

ここで一つ疑問として浮かぶのは、ボルボとウェイモが始動する配車サービスの運用をどちらが担当するかというものだ。ウェイモは現在、米国のフェニックスでWaymo Oneと呼ばれる小規模な配車サービスを実施中だ。一方で、ボルボは2017年にウーバーと配車サービスで提携を結んだものの、これまで独自の配車サービスを始動させていない。

編集=上田裕資

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