ライフスタイル

2020.05.05 11:30

都会育ちの私がターシャ・テューダーのように暮らしてみた #ポジティブチャレンジ

Forbes JAPAN #ポジティブチャレンジ (サムネイルデザイン=高田尚弥)


蜜蝋キャンドルの作り方


用意する物は、蜜蝋、鍋、蝋をかき混ぜるための竹串など、タコ糸、細長い瓶、クッキングシート、お好みで香り付けのアロマオイルなど。蜜蝋とは、蜂の巣からはちみつを取った後に残る物を加圧したり煮詰めたりしたもので、アロマセラピーの道具などを扱うお店や、養蜂場で手に入れることができます。今回はアロマセラピー専門店から、100gの物をオンラインで購入しました。
advertisement

まず蜜蝋を瓶に入れて湯煎にかけ、串などで混ぜながら溶かします。蝋は固まるとなかなか取れないので、使い捨てできる棒などで混ぜます。蜜蝋が溶けたらアロマオイルなどを入れて香りを付けてもオッケー。長めに切ったタコ糸を折って両手で持ち、持ち手より下の部分を湯煎した蜜蝋につけ、芯を作ります。

鍋から取り出したらクッキングシートの上に置き、30秒から1分以上、固まるまで待つ。湯煎した蜜蝋につけては乾かし、を繰り返し、ある程度の太さになって完全に固まれば完成です。

ターシャ・テューダー
1本のタコ糸で2本のろうそくができる「双子キャンドル」を目指したため、1本の糸を折り、蜜蝋に同時につける方法で。ろうそくが太くなってくると互いにくっついてしまうので、持ち手部分は必ず両手で持ち、間隔をあけます。
advertisement

ポイントは蝋芯を真っ直ぐに保つこと。真っ直ぐに伸ばしておかないと、蝋が曲がりながらついていくため、いびつな形になってしまいます。また、蝋はすぐに固まってしまうので、鍋は常に弱火にかけて、湯煎の温度を保ちます。

ターシャ・テューダー
途中で双子の片方が上手くいかなくなったので1本になってしまいました。蝋に浸す時は上下に動かしながらつけると良い。乾き切らないまま次の浸し工程にいくと、蝋があまりつかないので注意。

3、4時間かかって完成しました。難しかった点は、まだろうそくが小さいうちは、蝋に浸しすぎるとせっかくくっついた部分まで溶け出してしまうこと。液から引き上げる度にろうそくが小さくなっていき、気づくと双子のうちの片方は消えてなくなっていました。とはいえ簡単な作業なので、1度でも体験してみるとコツをつかめて効率よく、きれいな形のろうそくに仕上がると思います。

ターシャ・テューダー
直径2.5cm、長さ7cm程のキャンドルが1本できました。

夜に部屋の中で火をつけると、ほのかにアロマが香る。灯りとしては十分でないですが、ゆらゆらと動く炎を見ているだけで時間を忘れ、不思議と満ち足りた気分になります。気持ちがリラックスして、非日常の世界にいるような感覚に。
次ページ > 1日の終わりの大切な感覚

文=河村優

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事