こんまりが伝授する、リラックスできる自宅作りのコツ

Photo by Richard Bord/Getty Images for Cannes Lions

混沌とした今の時代では、大変な一日の終わりにリラックスと充電ができるよう、自宅を喜びと静寂が融合した空間にすることがかつてなく重要となっている。

本記事では、片付けの専門家で、米紙ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家である「こんまり」こと近藤麻理恵が教えてくれた、自宅を安らぎの場所に変えるための6つのコツを紹介する。

1. 片付ける


「だらしなく散らかった家は、ストレスや不安の元となるだけでなく、生産性も下げてしまう」と近藤。「家や作業場を片付けることで、心も片付けることができる」

「片付いた空間では、自分に幸せをもたらしてくれるもの、あるいは幸せ邪魔しているものにエネルギーと関心を向けられる。整理された空間にすることで、必要なものを探す時間が減り、時間とエネルギーをより効果的に使えるようになる。こうして生産性が上がれば、周囲の人も影響を受け、家庭や職場で連鎖反応を引き起こすかもしれない」

まずは、家の中にあるいらないものや使わないものを捨てることから始めよう。「最初のステップは、自分のライフスタイルを想像すること。人によっては、必要最低限のものだけを残すことかもしれないし、好きなアートや本、収集品や先祖伝来の家財に囲まれて暮らすことかもしれない」

「本当に大切なものだけを残して、残りは捨てること。ときめくものだけを周りに置くようにすれば、大好きになれる安らかな家を作ることができる」

2. 全てのものに場所を割り当てる


近藤は「片付けは、家や、家が自分にしてくれること全てに対する感謝の気持ちを表現する機会」と語る。「こんまりメソッドで重要な要素の一つは、取っておくことに決めたもの全てに場所を割り当てること。そうすれば、1日の終わりの片付けは楽になる」

全ての郵便は玄関近くのバスケットに入れる、ベッドシーツのセットは同じ柄や色の枕カバーの一つに収納する、ナイフ・フォーク・スプーン類やメーキャップ道具、文具類など小さなものは引き出しに仕切りを設けて整理する、などがある。
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編集=遠藤宗生

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