ライフスタイル

2020.04.17 20:00

スタンフォード大教授が説く、すぐできる「睡眠の質を高める」コツ

Photo by Leszek Glasner / Shutterstock.com


3つの中で意外と知られていないのが、睡眠時の深部体温のコントロールに関わってくる寝具選びである。日本は寝具を固さや柔らかさだけで選びがちだが、睡眠の観点から言うと、必要なのはいかに寝ているときの体の熱を蓄積させず、睡眠時の深部体温を下げられるかである。
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わたしたちも日本の新しい技術を駆使して、深部体温と同じ働きをする頭の温度を下げ、黄金の90分をもたらすことによって最高の睡眠を感じられる枕も開発している。最新の睡眠の知識とともにこういう新しいソリューションも世の中に提案していきたい。

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これまで話してきた内容は、睡眠に関してほんの一部分的でしかない。また、個人差もあり、すべての人に当てはまる訳ではない。しかし、ビジネスパーソンとして自己のパフォーマンスをより高めるためには、今後は睡眠の価値と知識を知り、自身にあった習慣、“最高の睡眠ルーティーン”をつくっていくことが大切だ。また、睡眠の質を高めることがきっかけで、生活習慣や健康意識の改善につながることも期待している。
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西野精治◎スタンフォード大学医学部精神科教授、同大学睡眠生体リズム研究所(SCNラボ)所長。医学博士。精神保健指定医、日本睡眠学会専門医。株式会社ブレインスリープの最高経営責任者(CEO)兼最高医療責任者(CMO)。

32年間睡眠研究に携わる睡眠研究の第一人者。2005年からはSNCLの所長に就任。睡眠・覚醒のメカニズムを、分子・遺伝子レベルから個体レベルまでの幅広い視野で研究している。2017年に発売された『スタンフォード式 最高の睡眠』の著者。睡眠本としては異例のシリーズ30万部を超えるベストセラーで著書内に書かれた「睡眠負債」は当時の流行語トップ10にもノミネートされた。令和元年5月に、睡眠に特化した企業への睡眠コンサルティングやITを活用したサービスなどを手がける株式会社ブレインスリープを設立し、現職。

編集=新國翔大

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