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世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

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「平成最後」が騒がれた2018年が終わり、2019年。年末年始の時間を使って書籍を読み漁り、いろんな情報をインプットしている人も多いのではないだろうか?

Forbes JAPANは今回、起業家たちにアンケートを実施。2018年に読んでよかったと思う本を聞いた。

世の中に新しい価値を生み出してきた起業家たちがオススメする一冊とは?(※回答の中には動画コンテンツが含まれているものもあります)。


hey 佐藤祐介

・サルたちの狂宴(早川書房)

これは上下巻あるのですが、特に下巻がおもしろいです。ウォール街からシリコンバレーへ移り、フェイスブックの IPO前後の喧騒をインサイダーとして目の当たりにした著者の生々しいレポート。

個人的にモバイルインターネットの重要な転換点は、フェイスブックが2013年に生み出した大きな2つの発明によってもたらされたと考えています。

すなわち、「モバイルタイムラインとアルゴリズムによってとてつもないユーザー数 x 滞在時間を生み出したこと」「またその滞在時間をインフィード広告によって超効率的なドル紙幣印刷マシンに変えたこと」です。

本書では、これらの重要な発明が CEO のマーク・ザッカーバーグ氏や広告ビジネス担当のシェリル・サンドバーグ氏によって指揮されたものでなく、彼ら自身はまったく的はずれな議論をしていたことが明らかにされます。

変化の激しいテクノロジーセクターにおいて、スター経営者の先見の明ではなく、状況に応じて即座に変化できること、変化途中の不確実性の減衰初期タイミングでフルスイングできる胆力、組織習慣こそが重要であることがわかる良いケーススタディーでした。

CAMPFIRE家入一真

・反知性主義―アメリカが生んだ「熱病」の正体―(新潮選書)

トランプ政権が生まれた背景、そこに熱狂がなぜ生まれるのかなどを理解できます。また、本書では触れられてませんが、アメリカだけでなく全世界的に起きている右傾化・保守化などについて考察を深められました。

GAFAの登場で国家の形が曖昧になっていく中、これから政府がどういう方向性で動くのか、国民がどういう感情で動くのか。

ビジネスをやる私たちにとっても決して無関係では無いはずです。

BANK光本勇介

・こちら葛飾区亀有公園前派出所(集英社)

この前、久しぶりに読む機会があり、改めて主人公の両津勘吉のベンチャー/ビジネススピリットに感銘と刺激を受けました。

メタップス佐藤航陽

・知ってるつもりー無知の化学ー(早川書房)

人間がすぐに知ってるつもりになってしまうのは、知識はコミュニティで共有されるため全てを個体が知る必要性がないから、という結論が納得でした。

・ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望(飛鳥新社)

投資家がどのような思考プロセスで投資や事業を行なっているかが事業をやる上で参考になりました。

・宇宙をプログラミングする宇宙(早川書房)

この宇宙は量子コンピュータであるという大胆な仮説を様々な物理学的な観点から考察しており、従来のシミュレーション仮説を進化させていて面白かったです。

ウツワ ハヤカワ五味

・デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール(MarkeZine BOOKS)

とにかくわかりやすく、スタッフや学生インターンの子に勧めやすくまとめ買いしました。ブランディングに関わる仕事、特に小売などではもっと読まれてほしい一冊です。

・完全教祖マニュアル(ちくま新書)

宗教についてライトかつ包括的に書かれた本がなかなか無かったため、かなり理解を助けてくれました。文体的にはふざけている感じが終始続きますが、内容としてはメジャーな宗教から、いわゆるカルト宗教まで押さえられています。

・DEVILMAN crybaby(ネットフリックス)

こちらはアニメですが、そもそも宗教に興味を持つきっかけになった作品です。とにかくアニメーションとしてのクオリティが高く、Netflixらしいグローバリズムが感じられる点も高評価です。

構成=新國翔大

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