スマートニュース浜本階生
・戦略プロフェッショナル(日経ビジネス人文庫)
三枝匡さんの「経営三部作」の1つで、実話に基づく圧倒的なリアリティを伴い、プロフェッショナリズムのありかたを教えてくれる小説。思考のフレームワークを持つことだけでなく、地道で泥臭いコミットメントを通じて想いを現実化していくことの重要さが、三枝さんの全身全霊をかけて伝わってきます。胸を掴まれるような気持ちで読了しました。
・1日外出録ハンチョウ(ヤンマガKCスペシャル)
福本伸行さんによる著名な「賭博破戒録カイジ」のスピンオフ作品で、地下の強制労働施設に収容されている債務者が「1日外出券」を使い、地上で束の間の休息に浸るストーリー。
主人公は、外出のたびに格安ビジネスホテルに泊まり、何気ない食事や街の風景を満喫します。私もビジネスホテルやカプセルホテルに泊まるのが趣味なので、主人公に強く共感しました。
マクアケ中山亮太郎
・マーケティングとは組織改革である(日経BP社)
組織として分断しがちなマーケティング部門と商品開発部門を一気通貫の組織にしていくことで、本当に消費者体験に向き合った商品や機能開発ができ、広げ方もできるということをUSJなどの著者の実際の経験をもとに書かれており、大変参考になりました。
バルクオム野口卓也
・デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール(MarkeZine BOOKS)
ぼくが日本一のブランディングマーケターだと考える著者が、わかりやすくブランディングのワークフレームを示した解説書です。toBであろうと「ブランド」が競争力となってくる現代のビジネスにおいて必読の書だと考えます。
・会社売却とバイアウト実務のすべて 実際のプロセスからスキームの特徴、企業価値評価まで(日本実業出版社)
これからの経営では一層のファイナンスリテラシーが求められます。M&Aにまつわるファイナンスを網羅した専門書として、わかりやすくピカイチの本書をおすすめします。
BLAST石井リナ
・ネットフリックスのコンテンツ
漫画や本も読まないので、ネットフリックスのオススメコンテンツを紹介します。個人的には「クイーン・オブ・ザ・サウス」、「リバーデイル」、「3%」あたりが最高に面白かった…!
ネットフリックスは麻薬カルテルの内情を描いた「ナルコス」から、どっぷりハマってしまったのですが、ナルコスの女性版とも言える「クイーン・オブ・ザ・サウス」に今ハマっています。貧しい育ちの女性が麻薬カルテルのトップになるまでを描いたストーリー。強くて賢い女性がでてくる作品を見ては、日々刺激をもらっています。
コネヒト大湯俊介
・三つ星レストランの作り方: 史上最速でミシュラン三つ星を獲得した天才シェフの物語(小学館)
本は王道だと「サピエンス全史」などに刺激を受けましたが、変わり種でいうと「三つ星レストランの作り方」をオススメしたいです。
米田肇さんという、史上最速でミシュラン三つ星を獲得したというシェフの奮闘記なのですが、如何に食というものに真摯に向き合い、最高の体験を提供していくか、という様はものづくりをするすべての人に参考になると思います。
・ブルーピリオド(アフタヌーンKC)
漫画では同じものづくりリスペクトという観点から「ブルーピリオド」という、美大入試を目指した若人の葛藤を描く作品が大好きです。アートやトランスジェンダーなど、いくつかのテーマが内包しておりオススメです!
gumi國光宏尚
・小説フランス革命(集英社)
・群集心理(講談社学術文庫)
・ベルサイユのばら(フェアベル)
・栄光のナポレオン(中公文庫)
自由と民主主義という、当たり前だと思ってた価値観に対するアンチテーゼが数多く出てきた2018年。改めて我々がどのような犠牲の上に自由と民主主義を勝ち得てきたのかを考える上で、フランス革命を改めて色んな角度から知れる良書です。
Anyplace内藤聡
・マインドセット:「やればできる!」の研究(草思社)
・自分の小さな「箱」から脱出する方法(大和書房)
・エンジェル投資家(日経BP社)
ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)がすすめていたMindset、ジャスティン・カン(Jastin Kan)がすすめていたGetting out of the box、ジェイソン・カラカニスのエンジェル投資家の3冊です。
Mindsetは、起業家として、苦しい時にどのように考え、どのようにその状況を成長の機会に変えるかということ。Getting out of the boxは、どのように社員や他者と接し、前向きな関係を築くべきかということ。エンジェル投資家は、シリコンバレーのエンジェル投資家が、どのような論理で投資の意思決定をしているかということが書かれています。上記の3冊は、全ての起業家におすすめしたい3冊です。