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New Balance Japan プレスリリース

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、米シューズメーカーのニューバランス(本社マサチューセッツ州ボストン)は、メード・イン・USA「990」シリーズを作ってきた同州ローレンスの工場などでマスクの生産に乗り出した。同工場では、技術者たちがマスクのデザインについて話し合ってからわずか1週間後に、地元の医療機関や研究開発機関の協力も得てマスクへの生産切り替えに取りかかったという。

ローレンス工場ではマスク生産を3月30日に開始し、4月3日には1日当たり8000枚を生産できるようになった。2日にはさらにメーン州ノーリッジウォックの工場でもマスクの生産を始め、生産量は10日までに1日当たり1万2000枚に増える見込みだという。同社は、最終的に両工場でマスクを週に計10万枚生産したい考えだ。

ニューバランスの国内製品開発・製造担当副社長のケヴィン・マッコイは「私たちは(マスクには)一般向けだけでも非常に大きなニーズがあると判断しました。特に、自宅にとどまるよう指示が出されており、各州の知事から外出する場合はマスクを着用するよう求められているからです」と説明する。

その上で、両工場の生産をシューズから個人用防護具へ全面的に切り替えることで「最前線で活動する医療従事者を支援するとともに、私たちの仲間にコミュニティーを手助けする機会を与える」ことができるとしている。

マッコイによると、同社の技術者チームはシューズの製造技術や、ボストンエリアの取引先で使える状態にあったろ過材(不織布)を活用。さらに地元のサプライヤーの手元にあった原材料や、シューズ業界で使われている材料(マスクのストラップにはランニングシューズの余った靴ひもを用いている)を組み合わせ、ほとんどすぐマスク生産を開始できたそうだ。

マスクのデザインは、簡単に作れるように、シューズの作り方を応用できるものを考案したという。「品物は違うものの、作り方には似ています。マスクは、高品質なものを作り、それをスケール(生産規模の拡大)できるようにデザインしました。製造部門の従業員たちには比較的手慣れた工程なので、誰も再トレーニングする必要はありません」(マッコイ)

編集=江戸伸禎

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