クックはツイッターの投稿で、既に2000万枚以上のマスクをサプライチェーンから調達したと述べ、フェースシールドの増産を進めていると明かした。「当社は政府の各機関と密接な協議を重ね、医療物資の寄贈を進めてく」と彼は宣言した。
アップルのフェースシールドは、イケアの家具のように平たく梱包して出荷することが可能で、組み立ては2分以内に完了するという。同社は既に100万個以上のフェースシールドを出荷済みで、今後も毎週100万個を米国内に出荷し、将来的には国外にも提供していくという。
「当社は設計やエンジニアリング、パッケージング、オペレーションの各チームが一丸となり、フェースシールドを医療従事者向けに提供する試みを始動させた」とクックは述べた。
初回生産ロットのフェースシールドは既にサンタクララのカイザー病院に届けられたという。クックによると、アップルは医療従事者を支援するため、素材の調達や組み立てを米国や中国のパートナーに依頼したという。
アップルは今後も新型コロナウイルスとの戦いに向けて、国際的レベルで製品の寄贈やサービス提供などの支援を行っていくという。