テクノロジー

2020.03.19 15:00

世界初、ダンスの振り付けをAIがデータ化。著作権化する新サービスが登場

「GESREC」イメージ画像


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ダンスとその振り付けというものをいかに客観的な指標へと展開し、管理しつつ普及させるため、2つの異なる能力を持つAIを同時開発した。

1. 動画から3Dのモーションを推定し、抽出してデータ化するAI
2. 3Dモーションを分類し、著作権利用を検知するAI

既にβ版での実験に成功しており、今後精度を上げていくという段階に入っている。この2つのAIは、今後振付のマーケットプレイスをグローバルに展開し、ダンサーや振付師のつくりだす価値を飛躍的に引き上げていくうえでのキーテクノロジーとなるだろう。
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サービスフロー

ダンス振り付けの提供者(場合によっては所属事務所)であるプロダンサーや振付師は、まずGESRECのサイトに登録(本人確認とプロフェッショナルであるということの証明が必須)が必要。認証が完了すると、Youtubeの動画アドレスをアップロードできるようになり、登録規約に合意すると振り付けの登録が完了する。

登録された振り付けは、AIによるデータ解析を経て3Dモーションのデータが保管される。サイトに登録された振付を利用したい人は、マイクロエンタテインメントまで問い合わせる仕組みだ。*オンライン決済機能を近日リリース予定

既に日本だけでなく、国境を越えて数多くの大物ダンサーがこの活動への参画を表明している。下記にてそのうちの一部のダンサーの声を紹介する。

GENDAI(WORLD OF DANCE Final 2016世界チャンピオン):「ダンサー同士での振付活用も、フレームワークができることによって活発になり、新しい流れが生まれる気がします」

PEZ(劇団マルノヒ代表):「テクノロジーがダンス、表現の価値をどのように引き上げていくのか楽しみです」

CHIHIRO(アイドル楽曲・舞台振付、元ライザップダンス事業開発):「ツールが進化したことで“ダンス“というコンテンツがより注目されるようになったと感じています。音楽と同様に、価値を手にするべき人が手にできるようなサービスとなって、ダンスの未来がより良くなってほしいと思います」

TEE(数々の受賞楽曲や韓国を代表するKPOPアイドルに振付を提供):「振付業界の現状に関しては、何度も悲しい思いをしてきました。将来的には全てのダンサーや振付師が登録すると思います」

QUEENS(スターレイプロダクション所属、踊れるロックアイドル):「私たちの考えた振付を、世界のどこかで誰かに公式で踊ってもらえる日が来るのが楽しみです!」

今後の展望

4月上旬にリリースとなるβ版サービスは、MVP(Minimum Viable Product)として必要最低限の機能のみを備えているが、今後2ヶ月~1年以内に下記機能のリリースを順次予定している。

・オンライン上での決済機能
・独自動画ファイルのアップロード
・登録ダンサーや振付師による、提供条件や費用の変更機能
・抽出された3Dモーションデータの可視化
・3Dモーション抽出における詳細精度の向上(指の動き、顔の表情など)
・利用検知AIの処理速度及び精度の向上

PR TIMESより

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