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世界保健機関(WHO)は昨年、職場での慢性的なストレスが原因の「燃え尽き」を、正式な診断が可能な「症候群」として分類した。しかし燃え尽きは、一般的に思われているよりも深刻な状況にあることが判明している。2018年にギャラップが実施した調査によれば、労働人口の4分の1近くが燃え尽きを経験しているという。

睡眠情報サイト「Savvy Sleeper」は最近、世界中の職場における燃え尽き度を調査し、上位と下位のランキングを作成した。調査は世界53カ国69都市を対象とし、健康と仕事に関連する以下の主要項目を基準に行われた。

・1日の睡眠時間が7時間未満の人の割合
・週の労働時間が48時間を超える人の割合
・通勤にかかる時間
・メンタルヘルスの障害とそのまん延度
・職場でのやる気の欠如
・プレゼンティーイズム(疾病就業)と生産性
・休暇の不取得
・年間の労働時間
・企業の口コミサイト「Glassdoor」でストレスを訴える投稿の割合

東京は世界で燃え尽き度が最も高い都市となった。職場でのやる気やプレゼンティーイズムの得点が特に低かったほか、睡眠時間が1日7時間に満たない人が世界で最も多かった。2位のインド・ムンバイでは1週間の平均労働時間が65時間で、燃え尽き度の低い都市の平均値の約2倍だ。

また、ロサンゼルス(9位)、シカゴ(12位)、ニューヨーク(17位)の米3都市も燃え尽き度が高い上位20都市に入った。素晴らしい気候とアウトドアの娯楽が楽しめるロサンゼルスだが、人々は職場で大きなストレスにさらされている。Savvy Sleeperの専属ライター、アシュリー・ドイルは「ロサンゼルスは生活費が高いため、中心街から遠く離れた場所から通勤している人が多い」と解説する。「多くの住民が、毎日1時間以上かけて職場まで通っていることが、調査で示された」

一方、燃え尽き度が低い都市には欧州の都市が多く入った。1位はエストニアのタリンだ。タリンの労働者は長期の休暇が与えられており、有給休暇の平均日数は29.1日。また、週の労働時間が48時間を超える従業員はわずか5.6%だ。

編集=遠藤宗生

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