世界中の企業でキーワードとなっている“サステナブル”。
先進国スウェーデンをはじめとした海外の企業、また、日本企業はどのような取り組みを進めているのだろうか。
20年1月より紙製ストローの導入へ
スターバックスがプラスチック製ストローの廃止を発表したのは18年7月。20年末までに全世界のスターバックスにて使い捨てのプラスチック製ストローを廃止すると公表した。
この発表の1週間後には本社のあるシアトル市が飲食店にプラスチック製ストローやプラスチック製使い捨て食器(フォーク、ナイフ等)の提供を禁止する条例を世界で初めて制定。
日本では20年1月から段階的に廃止を進め、同年3月には日本のスターバックス全店約1500店舗にて廃止される。
プラスチック製ストローの代わりに使用される紙製ストローは、「適正に管理された森林およびその他の管理された供給源からの原材料で生産されたFSC®認証紙」を使用するという。
フラペチーノ等に使用されている太い口径のストローは20年5月から順次切り替えが行われ、年間約2億本のプラスチック製ストローが削減されることとなる。

ストロー不要の新カップ(Justin Sullivan/Getty Images)
スターバックスのサステナブルな取り組み
スターバックスはタンブラーやマグカップなどのマイカップを持参すると税抜本体価格から20円を値引きするなど、サステナブルな取り組みを積極的に実施している。各国やシーズナルに合わせたタンブラーは贈答用にも人気の商品だ。
また、99%のコーヒー豆を持続可能なコーヒー豆の調達モデル「C.A.F.E.プラクティス」やその他の認証プログラムの基準を満たしたものにしたり、国産木材を使用した店舗づくりを進めたりと多様な観点からサステナブルな取り組みを続けている。