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競争が激しい現代のビジネス界では、立ち止まることは後退に等しい。惰力で進む余裕はもはや誰にもない。会社や、自分の働く分野、キャリア全般で前進できない人は、人員削減の対象となるかもしれない。

しかし、全てのキャリアのロードマップが平等に作られているわけではない。古いカーナビが沼地に突っ込むルートを示すのと同じで、古くから存在するキャリアパスの多くの行く末には、行き止まりしかない。本記事では成功に向けた決断と行動の指針を示すため、キャリアマネジメントに関しよくある4つの迷信を紹介する。

1. 成功には管理職への昇進が必要

よくある誤解の一つは、キャリアアップのためには組織の中で昇進し管理職になることが必要だというものだ。しかし多くの労働者(特にクリエーティブなタイプや、プログラミングなど高い専門知識を備えた人)は管理職としての特性を持ち合わせていない。

その代わり、自分が提供する価値を強化することに注力しよう。この価値は、管理職に直結しないものでもかまわない。また、専門性という形で現れる価値もある。自分の分野についての専門家になることは、チームを率いることと同じく価値がある。そうすれば、適性がないのに管理職の責任を引き受けることなく、より高い地位や収入を得られるかもしれない。従業員を管理する代わりに仲間と自分の知識を共有し、企業の外でソート(思想的)リーダーになることで会社の事業を改善できる。

2. 収入の多い仕事を必ず選ばなければならない

もちろん金は大切だが、あなたが思っているほど大事ではないかもしれない。科学誌ネイチャー・ヒューマン・ビへービアに掲載された論文によると、年収が10万5000ドル(約1170万円)前後の水準を超えると、幸福度と全体的な満足度が下がることが分かった。

重要なのは生活の質であり、それに大きく寄与する要素は自分の仕事がどれほど好きかだ。金を追うのではなく、充実感を得られる仕事を探そう。給料が高いことだけが理由で自分に仕事を強いていれば、内面の惨めさを隠せなくなる。満足できる仕事をした方が長期的には良い結果に結びつく。

心理学者のミハイ・チクセントミハイは、時間が飛ぶように過ぎ、自分がしていることに幸せに没頭できる精神状態を「フロー」と呼んでいる。好きなことをしているときには、このフロー状態を簡単に達成できる。

フロー状態にあることで、生産性が向上し、組織に対するあなたの価値も向上する。給料が同じかあるいは幾分低かったとしても、企業文化が自分に合っていて生活の質全体を上げてくれるような仕事への転職は、キャリアアップと捉えるべきだ。報酬はキャリアアップを測る唯一の基準ではない。

編集=遠藤宗生

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