97歳、NYファッション業界の重鎮がIMGでモデル活動を開始

アイリス・アプフェル(Photo by Brad Barket/Getty Images)

米ニューヨーク出身の世界最年長のファッションアイコンとして知られる、アイリス・アプフェル(Iris Apfel)が、97歳にして世界的モデルエージェンシーのIMGに加わったことが明らかになった。

1950年代からインテリア・デザイナーとして活躍し、90歳を超えてもなおニューヨークのカルチャーシーンに影響を与える彼女の偉業は、2014年のドキュメンタリー映画「アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー」でも克明に描かれた。

アプフェルはこれまで、百貨店のメイシーズや自動車メーカーのシトロエン、ファッションブランドのケイト・スペード ニューヨークの広告キャンペーンにも起用されてきた。

1950年代に夫のカール・アプフェル(故人)とともにOld World Weaversを設立し、成功に導いた彼女はIMGのモデルリストに加わり、プリヤンカー・チョープラーやウィズ・カリファ、シアラなどのセレブと肩を並べることになる。IMGは世界的モデルエージェンシーとして知られ、ニューヨークやロサンゼルス、パリ、ロンドン、ミラノ、シドニーにオフィスを構えている。

IMGにはジゼル・ブンチェンやカイア・ガーバー、ヘイリー・ボールドウィンらも所属している。

アプフェルは昨年、初の著書「Iris Apfel: Accidental icon」をハーパーコリンズから刊行したほか、マテル社とのコラボで世界最年長のバービー人形のモデルとなっていた。

IMGのプレジデントのIvan Bartは、アプフェルの参加について次のようにコメントした。「アイリスはとてつもない才能にあふれた時代のアイコンだ。現在97歳の彼女は、年齢というのが単なる数字に過ぎず、人々はその数字にとらわれるべきではないことを、身をもって示している」

編集=上田裕資

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