「セックス・アンド・ザ・シティ」著者が描く、50代以降の恋愛

「セックス・アンド・ザ・シティ」のキャストら(Getty Images)

人気テレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の原作者として知られるキャンディス・ブシュネルは、新たな作品で50代以降の恋愛について書いている。

「Is There Still Sex in the City?」と題された新作は2019年8月13日に発売の予定だ。ピープルの記事によるとこの作品は「離婚経験を持つ男女の恋愛を描いた小説」だという。

現在60歳のブシュネルはピープルの取材に「本当はMiddle-Aged Madness(中年たちの狂気)というタイトルにしたかった」と述べている。「この作品では、中年以降の人々の恋愛のユーモラスな部分に光をあてた。50代というのは人生のやり直しのタイミングだ。結婚して、子供がいて、仕事のキャリアも積んだ女性も多いが、変化が必要であることに気づく場合もある」

インスタグラム上でブシュネルは「昔は、50代以上の人がデートアプリで異性に出会い、他人とベッドをともにすることなど考えられなかった。でも、それが今の現実だ」と書いている。

出版社の公式サイトでこの著作は「21世紀の恋愛カルチャーをドキュメンタリータッチで描いた小説」と紹介されている。中年以降の女性が自分より若い男性と思わぬ恋に落ちる場面や、モナリザタッチと呼ばれる膣の美容整形手術の詳細、離婚経験者がティンダーで相手を探す模様などが描かれている。

ブシュネルの作品は、単にきわどいテーマばかりをとりあげた通俗的な作品とみなされている訳ではない。昨年6月には、著名ジャーナリストのジェニファー・ケイシン・アームストロングが、彼女の作品がいかに米国人の恋愛観を変えたかを論じた書物「Sex and the City and Us: How Four Single Women Changed the Way We Think, Live, and Love」を発表し、大きな話題となっていた。

編集=上田裕資

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