1950年代からインテリア・デザイナーとして活躍し、90歳を超えてもなおニューヨークのカルチャーシーンに影響を与える彼女の偉業は、2014年のドキュメンタリー映画「アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー」でも克明に描かれた。
アプフェルはこれまで、百貨店のメイシーズや自動車メーカーのシトロエン、ファッションブランドのケイト・スペード ニューヨークの広告キャンペーンにも起用されてきた。
1950年代に夫のカール・アプフェル(故人)とともにOld World Weaversを設立し、成功に導いた彼女はIMGのモデルリストに加わり、プリヤンカー・チョープラーやウィズ・カリファ、シアラなどのセレブと肩を並べることになる。IMGは世界的モデルエージェンシーとして知られ、ニューヨークやロサンゼルス、パリ、ロンドン、ミラノ、シドニーにオフィスを構えている。
IMGにはジゼル・ブンチェンやカイア・ガーバー、ヘイリー・ボールドウィンらも所属している。
アプフェルは昨年、初の著書「Iris Apfel: Accidental icon」をハーパーコリンズから刊行したほか、マテル社とのコラボで世界最年長のバービー人形のモデルとなっていた。
IMGのプレジデントのIvan Bartは、アプフェルの参加について次のようにコメントした。「アイリスはとてつもない才能にあふれた時代のアイコンだ。現在97歳の彼女は、年齢というのが単なる数字に過ぎず、人々はその数字にとらわれるべきではないことを、身をもって示している」