ネットワーキングイベントをフル活用する6つの方法

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ネットワーキング(人脈作り)イベントは、気まずい状況になることもある。知らない人ばかりが集まり、全員が他者から何かを得ようとしているという設定は最善とはいえない。とはいえ、正しい交流方法を実践すれば、こうしたイベントは大きな価値や機会をもたらしてくれる。ここでは、ネットワーキングイベントをフル活用する6つのコツを紹介する。

1. イベントで得たいものを100%明確にする

参加者との交流を始める前に目標設定が必要だ。このイベントから得たいと思っているものは何かを明確にすること。目標が具体的であればあるほど、イベントでより大きな成功を得られる。求職中の場合、求めているものは紹介、推薦、指導、その他のどれだろう? 起業を目指しているケースでは、新たな顧客、パートナー候補、投資家、機会のどれを求めているのだろうか?

こうした問いに答え、さらに深いところまで考えて目標をしっかり定義しよう。会社への紹介を希望している場合、それを最も支援してくれるのはどのような人で、誰に紹介してもらいたいのか? 投資家を探している場合は、どのような投資がほしいのか? 求めているのもを具体的にすればするほど、相手によりうまく頼めるようになる。

2. 頼みを具体的に伝える

質問は単刀直入に聞くこと。あなたが求めるものを相手が明確に理解できるようにする。「誰かとつなげていただけたらうれしいです」ではなく「採用中の部署の管理職の方とつなげていただけますか?」と言うこと。率直に質問をすることで、相手があなたの頼みを誤解する可能性はなくなる。相手に推測させたり、解釈の余地を残したりしてはいけない。あなたが何を求めているのか確信が持てなければ、相手はあなたの情報をおそらく誰にも回さないだろう。

3. 話す相手に心からの興味を見せる

ただ名刺を渡して次に進みたいだけ、ということが明らかに分かる人と交流することほど嫌なことはない。他人や他人の仕事には全く興味がなく、ただ宣伝をして回りたいだけという人は身ぶりから分かるものだ。こうした状況で自分がどう感じるか考えてみよう。この人と、イベントの後でつながりたいと思うだろうか? おそらくそうではないはずだ。このような人になってはいけない。

個人的なことでも仕事のことでもよいので、イベントで会話をした人に関する情報を覚えておくこと。イベント後の連絡に必要となる、とても重要な情報だ。実際のつながりほど素早く関係が構築できるものはない。相手について覚えておいた情報をフォローアップのメールに加えれば、相手との会話を大事にしていたこと、その晩会った全員に同じメールを送っているわけではないことを示せる。
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翻訳・編集=出田静

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