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ゴマが使われているハンバーガーのバンズ(Olga Dubravina / shutterstock.com)

アメリカ食品医薬品局(FDA)は、ゴマを主要食品アレルゲンに追加することを検討しており、情報提供を求めて公式ページを開設した。規制措置をとることになれば、ゴマは9つめの主要食品アレルゲンとなり、アメリカの食品メーカーは製品にゴマが含まれていることを表記しなくてはならなくなる。

食品アレルギーは、体内の免疫システムがアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)に反応した際に起き、「1、2粒」くらいのごくわずかの量でも反応が起きる可能性がある。

症状は、発疹やめまい、かゆみ、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、ぜいぜい音がする息づかい、呼吸困難などさまざまだ。口の中や喉、顔、全身のあちこちがひりひり痛んだり腫れたりすることもある。重症になると、ショック状態やアナフィラキシーが起きたり、死に至ったりする。食品アレルギーは治療法がないため、反応を引き起こす特定のアレルゲンを含む食品を避けることが重要だ。

FDAは、10月30日から12月31日の期間、情報提供ページでゴマアレルギーの重症度ならびに有病率についてコメントを受け付けている。現時点では、企業は食品ラベルにアレルゲンのゴマが含まれていることを開示するよう求められていない。

FDAは、「状況によっては、食品パッケージの原材料リストにゴマという名称で表記する必要がないケースもある」とし、製品にゴマが使用されていることに消費者が気づかないケースもあると指摘している。

たとえば、ラベルに記載されている天然香味料やスパイス、調味料のなかにゴマが隠れている可能性があるほか、一般的ではない名称を使うメーカーもある。「gingelly」(タミル語) や「sim sim」(スワヒリ語) といった英語以外の言語や、ごま油に含まれる「セサモール」という化合物の名前 、「benne」や「til」 といった別名が表記されていることがあるのだ。

FDAはいまのところ、主要食品アレルゲン8種(卵、牛乳、魚、ナッツ類、甲殻類、ピーナッツ、小麦、大豆) をラベルに表記するよう企業に義務づけている。加えて、一般消費者が理解しやすいよう、それらアレルゲンの「広く知られた普通の名称」を使うべきだとしている。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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