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2018.07.17

使用済みコーヒーカプセルが高級ペンに ネスレの粋なリサイクル

限定版ボールペン「849ネスプレッソ」(c)Caran d'Ache


ネスプレッソは1991年、初となるアルミニウム製カプセルのリサイクル制度をスイスで導入。以降、スイスの街やネスプレッソブティックなどの販売拠点に2700カ所以上のカプセル回収ポイントを設置してきた。また、無料の回収サービス「Recycling at Home(自宅リサイクル)」も行なっている。

回収されたカプセルは、アルミニウムとコーヒーかすに分離される。後者は再生可能エネルギーや自然肥料に変えられ、アルミニウムは溶かして新たな商品の製造に使用される。

「849ネスプレッソ」は、リサイクルされたアルミニウムを素材とした商品シリーズの第3弾だ。2016年には、ビクトリノックスのスイス・アーミーナイフとゼナの野菜皮むき器が製造された。またネスプレッソは、2020年までに、責任ある調達方法で得られたアルミニウムの使用に移行するという目標を掲げている。

カランダッシュも同様に、生産に太陽光エネルギーやFSC(森林管理協議会)認証を受けた木材を使用したり、積極的なリサイクルプログラムを行なったりして、環境保護への深いコミットメントを示している。

編集=遠藤宗生

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