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Insights into the psychology underlying critical choices in business

ESB Professional / Shutterstock.com

ビジネスというものは表面上は、利益や戦略、商品、イノベーション、資本、投資といった運営上のプロセスやゴールがすべてであるようにみえるかもしれない。だが、企業の中核となるこれらの要素の裏にいるのは、互いに関わり合いながら考え、創造し、決定し、実行する個人の集まりだ。

ビジネスは関係性の上に成り立っている。これは、企業にとっての「購買者のペルソナ」や、顧客サービスや人事部に関する制度的な関係性といった抽象的なものではない。仕事を進める上で個人同士が持つ関係性のことだ。

人間関係とは、それが2者間であれグループであれ、関係者それぞれの感情や個人的な背景、気分やニーズとは切り離せないものだ。環境的なプレッシャーが強いほど、感情的な反応も激しいものになる。

こうしたことから、仕事中には時に、どうしても怒りを感じてしまうことがある。本気で怒ることもあるだろう。例えば、昇進を逃す、自分の手柄が人に奪われる、アイデアが盗まれる、約束を破られる、尊敬していた人が全くの期待外れだと分かる、といった時だ。

また、別の理由で仕事中に怒りを感じずにはいられない時もある。私たちは精神構造上、生活する中でしばしば(そして無意識に)感情を別の場所へ持ち込んでしまうことがあるのだ。それにより、例えば私生活で何かに腹を立てている時(あるいは、それが怒りではない激しい感情だった場合でも)職場で、普段なら何とも思わないことに対しても激怒したりする。

幸運にも、職場で強い怒りを感じる時にできることは幾つかある。そしてもっと大切なことに、してはならないこともある。

職場で怒りに対処するための10のヒント

1. まず心と体のバランスをとる

深呼吸を1回のみならず、3回はすること。5秒かけて息を吸い、7秒かけてゆっくり吐き出し、最後に強く吐ききる。感じ方がすぐさま変わる様子にきっと驚くだろう。水を飲んだり、炭水化物をカットしていない軽食をとったりする。物理的に環境を変えるのもよい。特に、外に出て仕事と関係のないもの(花やビルボード、人々の顔など)を意識的に見るのが効果的だ。

2. 感情と行動を分ける

怒りを感じるというのは感情で、それに対してどう反応するかが行動で、それには計画と戦略を要する。大衆向けの心理学では、感情を抑圧せずに表に出すようアドバイスされることがあまりに多いが、実際のところそれが望ましいケースは多くない。感情を出していいのは、それが生産的で、その感情の激しさが収まった時だけだ。

編集=遠藤宗生

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