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台湾とアジア地域に関するあまり知られていない話題をカバー

TK Kurikawa / Shutterstock.com

2017年4Qのタブレット出荷台数は、好調な年末商戦を受けて前期比4.5%増となり、大手ブランドやOEMメーカーの収益を押し上げた。しかし、買い替え需要が一巡し、2018年に入って販売台数は伸び悩んでいる。

これまでタブレットを使っていたユーザーの多くが、大型スマホにシフトしていることも影響していると見られる。一方、教育やエンターテイメント向けタブレットは好調だ。タブレット市場全体が低迷する中、エイサー(Acer)やアップルなどの大手ブランドが独占的なシェアを握り、5年前まで高い人気を誇っていた無名ブランドの多くは苦境に立たされている。

フォックスコン・テクノロジー(Foxconn Technology)やPegatronなどの台湾メーカーは、過去50年間に渡りハードウェア業界のサプライチェーンで中核的な役割を果たしてきた。調査会社「IDC」によると、フォックスコンの2017年Q4におけるタブレット出荷シェアは、キーボード着脱式タブレットが43%、スレート型タブレットが25%といずれも世界首位だった。Pegatronは着脱式タブレットで2位(19%)だった。

同じく台湾企業のLargan Precisionはタブレット向けカメラレンズを、MediaTekはチップセットを製造している。現地の調査企業「Market Intelligence」のアナリスト、Sagitta Panによると、これらの企業は今後もタブレット事業を継続するが、「注力度はこの数年で低下している」という。

IDCのデータによると、2017年のタブレット出荷台数は対前年比6.5%減の1億6350万台だった。また、Market Intelligenceによると、製造コストの低い中国のOEMメーカーがシェアを伸ばしており、台湾企業の出荷台数は減少している。

台北の市場調査会社「TrendForce」のアナリストであるTseng Kou-hanによると、 5年前はブランドを持たない「ホワイトボックス」タブレットが49ドルなどの低価格を武器に大きなシェアを持っていたが、現在はアップルやグーグルといった大手が圧倒的なシェアを握っているという。大手による市場の寡占化によって出荷台数が増えた訳ではないが、台湾のサプライヤーや組み立て業者の収益は改善している。

編集=上田裕資

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