誰かの目線で記事を読む習慣をつけることによって、僕は取引先と打ち合わせするとき、「どうしたら喜んでもらえるか」を考えて相手の視点に立つことができるようになりました。
例えば彼女ができたりすると、何気なく街を歩いていても、「お、彼女が好きそうな花だな」なんて普段は気にかけないところに目がいって、「プレゼントしたら喜ぶかな」なんて思いますよね?……そう思う僕はロマンチストでしょうか?(笑)
相手に響く観点を見つけるためには、僕の場合、フェイスブックやブログなどの情報発信ツールを見ながらなんとなくその人の傾向を掴みます。大学生のころは、普段の会話のなかで、相手が語るエピソードの偏りを見つけるようにしていました。
例えば、伝統的なものが好きなのか、新しいものを追うタイプか、なんとなくの傾向を見極めることで、その人の好みも分かってきます。何が好みかが分かってくると、相手をレストランにつれていくとき、好きそうな雰囲気のお店やメニューをおすすめできるので、喜ばせることができます。このように、どうしたら喜んでくれるかを念頭に置いて相手の観点を探っていくと、だんだんと見当がつくようになります。
とはいえ、毎日20人の人を喜ばせようと思って情報をチェックすることは、一見大変そうに見えるかもしれません。しかし、実はこの習慣によって一番得をしているのは僕なんです。
なぜなら、自分だけのために新聞を読んでも3トピックくらいしか読まないところを、20人の目で記事を読むことになるので、結果20通りのモチベーションで、60本もの記事に目を通すことができるからです。
さらに、ただURLを送りつけるのではなく、おすすめの理由や記事を読む視点について一言添えて送るのを自分に義務づけることで、RelevantにEmpowerできるものを探すことになる。自ら情報を差し出すとことで、僕は相手の視点を得ることができるというわけです。
つまり大事なポイントは、情報はGIVEすればするほど得だということです。まずは無理のない範囲で、自分にとって気になる人を思い浮かべ、その人数分ではじめてみてもいいと思います。ぜひ一度試していただけると嬉しいです。
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