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I write about the psychological aspects of business.

Mila Supinskaya Glashchenko / Shutterstock.com

自分自身に言い聞かせる言葉が、厳しい批判や自己疑念、悲観的な予想ばかりであれば、目標の達成は難しくなってしまう。だが、そんな風に少し悲観的だったり、自分に対して常に厳しかったりする人でも、心の声に尻込みする必要はない。

健全な考え方をさせるよう、自分の脳を鍛えることができる。複数の研究によれば、思考方法を変えることで、脳の仕組みを恒久的に書き換えることができることが分かっている。

思考を切り替えることで、感じ方が変わり、行動も変わる。自分のポテンシャルを最大限に引き出すには、思考の変化が鍵となるのだ。

脳の仕組みを恒久的に書き換える方法

思考方法を変えれば生き方が改善できることは、これまで研究によって一貫して示されてきた。多くのセラピストが、変化を長期的に持続させる目的で認知行動療法(CBT)を採用しているのもこれが理由だ。

認知行動療法士は、有益でない思考や、行き詰りの原因となっている行動パターンを特定し、切り替える方法を患者に指導する。

CBTは、潜在的な問題を一時的に隠して即座に気分を改善させるような治療とは異なる。どの研究でも、CBTにより脳を物理的に変化させられるという結果が出ている。この脳の変化は、ニューロイメージング研究によって確認されてきた。以下に、そういった研究の例を幾つか紹介する。

・2017年、医学誌トランスレーショナル・サイカイエトリーに発表された研究では、統合失調症患者に対するCBTの効果を、MRIを使用して確認した。CBTを6か月間続けた結果、患者の脳における扁桃体(情動反応をつかさどる部位)と前頭前野(高度な思考をつかさどる部位)との間の神経接続が強化されたことが判明している。

・2016年、同じくトランスレーショナル・サイカイエトリー誌に発表された研究では、社会不安障害のある人が9週間のオンラインCBTを受けたところ、扁桃体の灰白質容積と活動が減少したと報告されている。脳の変化を長期に持続させることは、不安を抑える重要な要素だ。

・2017年、ニューロイメージ:クリニカル誌に発表された研究では、認知機能を制御する脳の各部位と扁桃体との神経接続がCBTによって強化されることが判明した。CBTは、うつや心的外傷後ストレス障害(PTSD)により調整不全に陥った情動プロセスを改善する効果があると、研究チームは結論づけている。

ほとんどの研究は、精神疾患を抱えた人に対するCBTの効果を調べたものだが、メンタルヘルスの問題が起きる前でも、自分の思考を変えることで恩恵を得られる。

編集=遠藤宗生

 

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