女性の労働環境の改善を目指す米フェアリーゴッドボス(Fairygodboss)は先ごろ、今年の「女性にとって最良の企業25社」ランキングを発表した。女性にとっては働きづらいとされることが多いテクノロジー企業6社が名を連ねている。
このランキングは、働く女性に以下の3項目について自社を1~5で評価してもらい、1万4822人から得た結果をまとめて数値化し、順位を付けたもの。
・仕事に対する全般的な満足度
・職場の男女平等は実現されていると思うか
・自身の職場への就業を他の女性に勧めたいと思うか
ランキングの作成にあたっては、30人以上の評価を受けた企業のみを対象とした(対象企業の大半が、50~150人の評価を受けている)。
トップはコンサル企業今回1位となったのは、86.3点を獲得したボストン コンサルティング グループ だった。一方、ランキングにアップル、シスコ、マイクロソフト、グーグル、IBM、インテルのテクノロジー企業6社が入ったことについて、フェアリーゴッドボスの最高経営責任者(CEO)は次のように語っている。
「(テクノロジー)業界全体について、一般化して話すことは難しい。メディアは極端な話を報じたがるため、視聴者は一つの悪いニュースによって、その会社自体をひどい職場だと思ってしまう。だが、数万人の従業員を擁するような企業の場合、悪い話について知っておくと同時に、必ずしもそれが平均的な例とは限らないことを理解しておくことが重要だ」
ツイッターとフェイスブックは評価件数が基準に達しなかったため、アマゾンはスコアが25位を下回ったため、今回のランキングには入らなかった。
上位25社は、以下のとおりとなっている(数字は獲得点数)。
1.
ボストン コンサルティング グループ 86.3
2.
デル 78.7
3.
アクセンチュア 77.3
4.
ペプシコ 76.7
5.
ゼネラル・エレクトリック 75.3
6.
セールスフォース/デロイト/PwC 73.7
7.
バンガード・グループ/アップル 73.3
8.
アメリカン・エキスプレス 72.7
9.
カイザーパーマネンテ(医療) 72.0
10.
トムソン・ロイター 70.7
11.
タイム・インコーポレイテッド 69.3
12.
シスコシステムズ 67.3
13.
マイクロソフト 65.7
14.
グーグル/ブルームバーグ 65.0
15.
マッキンゼー・アンド・カンパニー 64.0
16.
KPMG 63.3
17.
EY 62.3
18.
ウェルズ・ファーゴ 61.3
19.
ゴールドマン・サックス 61.0
20.
JPモルガン・チェース 60.7
21.
ターゲット・コーポレーション(小売)/ザ・ホーム・デポ(小売) 59.7
22.
IBM 59.3
23.
ダウ・ジョーンズ 58.0
24.
リバティ・ミューチュアル(保険) 56.7
25.
インテル 55.7