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I write about interesting Chinese companies

チェン・ウェイCEO (Photo by Jasper James)

中国の配車サービス最大手「滴滴出行(ディディチューシン)」の共同創業者で最高経営責任者(CEO)もある程維(チェン・ウェイ)は、同業者である米ウーバーのトラビス・カラニックCEOとは全く対照的だ。眼鏡をかけた丸顔の程は振る舞いも謙虚で、33歳ながら「大学を卒業したばかりだ」と言っても通用するだろう。

フォーブスアジアは今年、その程が滴滴の成長に果たしてきた役割を評価し、「ビジネスマン・オブ・ザ・イヤー」に同氏を選んだ。程はまた、フォーブスの世界の富豪ランキングにも今年、初めて名を連ねている。

程がたった一つの出来事で一気に国際的な知名度を上げたのは、今年8月のことだった。配車サービス大手ウーバーの快進撃に水を差す唯一の存在となったのだ。激しい争いの末、中国のライバルである滴滴を封じ込めようと数十億ドルを注ぎ込んだウーバーが、敗北を認めた。カラニックは同月、自社の中国事業(ウーバーチャイナ)を10億ドル(約1,140億円)で滴滴に売却。滴滴の評価額は2社の統合後、350億ドル(約4兆円)に達した。

成長のカギはCEOの人柄

滴滴は程の謙虚な人柄と、人の意見に耳を傾ける姿勢で国内の数多くの有能な人材や、投資家らを引き付けてきた。程のオフィスの自室の壁には、謙虚であることを意味する「虛心」の文字を記した書が掲げられているという。

陸地に囲まれた江西省の小さな町に生まれた程は、中国人にとって極めて重要な大学入学試験の結果が振るわず、トップレベルの北京大学や清華大学に入ることができなかった。北京化工大学で学んだ程は卒業後、フットマッサージのチェーン店や携帯電話の部品サプライヤーなどで、いくつかの職に就いた。ツアーガイドに応募しようとしたこともあるそうだ。

人生を変える転機が訪れたのは、2005年。急成長し始めていたインターネット業界で働こうと、電子商取引の中国最大手アリババの上海オフィスに履歴書を出した。程の起業家精神を呼び覚ましたのは、出世の階段を上りながら働いたアリババでの経験だったようだ。滴滴の共同創業者となったのは、最初の上司だ。

程は「滴滴を創業して以来、私が学んだことで最も重要なのは、満足してはいけないということだ」と話している。

編集 = 木内涼子

 

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