賢い女性たちを襲う「燃え尽き症候群」の原因と対策

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性別と燃え尽き症候群

これまでの研究では、女性と男性、どちらの方が燃え尽き症候群になりやすいかについてはっきりした答えは出ていない。だが燃え尽き症候群の大きな要因が、女性は疲労、男性は皮肉な考え方、である傾向があるようだ。

ある研究では、女性は性別ではなく仕事の量(負荷)と家族の世話の負担が理由で、よりストレスレベルが高くなり、それが燃え尽き症候群につながると報告している。

また別の研究報告によれば、男性と女性では燃え尽き症候群の「過程」が異なる可能性がある。女性はまず極度の疲労を経験し、その後皮肉な考え方をするようになり、さらに無力感を覚える。一方で男性は、まず皮肉な考え方をするようになり、その後に極度の疲労を感じる傾向にあるということだ。

対策は

仕事に自発的に取り組む気持ちを引き起こし、燃え尽き症候群になるのを防ぐという点で有望な一つの方法が“ジョブ・クラフティング”である。自分の強みや才能、興味に合うように、仕事にひと工夫を加えるという方法だ。

・業務の新しい広げ方を考える、あるいは自分が果たすべき課題を変える
・仕事上の人間関係を強化する
・仕事に対する考え方を見直す

特に上記のような点に注意して、日々のストレスを上手くかわしていこう。

編集=森 美歩

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