今の時代、他人の成功を不快に思わないでいるのは難しい。ソーシャルメディアを2分も見ていれば、自分以外の全ての人が、いかにうまくやっているように見えることか。
友人が旅行先で撮影した写真を見て「彼の方が自由」だと感じたり、同僚の新築の写真を見て「自分より稼いでいる」と思うかもしれない。また友人の投稿についた「いいね!」の数を見て、彼女の方が自分よりも人気者なのだと感じることも・・・。
だがフェイスブック上の友人(の投稿)をねたむことがうつにつながることは、実際に研究で示されている。そしてもちろん、日常生活の中で他人の成功を不快に思うことは、私たちにさらなる害を及ぼす。
他人の成功を恨まないための6つの方法は次のとおり。
1. 自分と他人を比較するのをやめる
「彼らの家はうちより素敵」とか「彼女は私よりも痩せている」などと言うのは、自分の価値を評価する健全な方法ではないし、公正な比較でもない。りんごとオレンジを比べるようなものだ。
誰にでも、その人にしかない強みや才能、経験がある。自分よりも優れている人や裕福な人は必ずいるが、彼らに憤りを抱くことにエネルギーを浪費する必要はない。自分と比較するべき唯一の人物は、昨日の自分だ。
2. 他人の成果をけなさない
「彼が出世したのは上司のご機嫌取りをしたからだ」とか「彼女があの賞を受賞したのは家が裕福だからだ」などという考え方は、不快な感情を引き起こす。他人の成果をけなすことで精神的に強くなることは決してない。
受け入れることを学ぼう。他人の成果を、批判せずに認めるのだ。
3. 自分の固定概念を認識する
成功した人について、あれこれ憶測するのは簡単だ。しかし、成功して裕福になったり、有名になったり、あるいはビジネスに精通しているからといって、全員がそうなるためにずるい方法を使ったとは限らない。
自分よりもうまくやっている人について、自分がどのような思い込みをしがちなのかを認識しよう。そして彼らを無差別に一般化する前に、個人としての彼らを知ることに重点を置こう。