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I cover health, medicine, psychology and neuroscience.

Dragon Images / shutterstock.com

瞑想がさまざまな形で脳や体をいい方向に微調整し得ることは、よく知られている。脳の特定の領域の密度を増加させたり、不安やうつを軽減させる効果や、免疫力を高める効果さえあることが示されている。

もちろん、瞑想が具体的にどのように作用して、これらの効果をもたらすかは、完全には解明されていない。だが米精神医学誌「Translational Psychiatry(トランスレーショナル・サイキアトリー)」に発表された新たな研究報告は、瞑想が免疫システムにもたらす影響の裏にある、分子レベルのメカニズムを理解する上で有益だ。

研究の結果、瞑想の効果は単にリラックスできるということにとどまらない可能性があることが分かった。瞑想そのものには本質的に、遺伝子の発現の仕方を変化させ、長く続ければ気分を高めることにもつながり得る要因が備わっているとみられるのだ。

研究では、カリフォルニア州のチョプラ・センター・フォー・ウェルビーイング(Chopra Center for Wellbeing)に瞑想の経験がない女性94人に集まってもらい、6日間のバカンスを過ごすグループと、6日間にわたり瞑想を行うグループに分けて調査を行った。また、瞑想の経験がある30人に参加してもらった。

参加者からは調査期間の直後、1か月後、10か月後にそれぞれ血液サンプルを採取し、どの遺伝子の発現がみられたかを分析した。

すると調査を行った2万の遺伝子に、興味深い変化が確認された。全ての参加者グループで、ストレス(炎症と創傷治癒)に関連のある遺伝子の発現に変化がみられた。特に瞑想経験者たちは、ウイルス感染への抵抗に関連のある遺伝子に変化があった。

またこのグループは、テロメラーゼ(染色体の末端部分であるテロメアが「ほどける」のを抑制する合成酵素)の活性が高まった。テロメアは時間が経過するにつれ自然に短くなり、そのことと数々の慢性疾患との関連が指摘されている。そのためテロメアの長さを伸ばすことは、より健康的な加齢につながると考えられている。

編集=森 美歩

 

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