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2016.08.26 17:00

世界が注目!インドのスタートアップ20選


ドゥルーム(DROOM)
インド最大の新車・中古車マーケットプレイス。二輪から中古車への乗り換え動向に乗じて急成長。4,300万ドルを調達。2014年創業。
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経済成長に伴いインドの自動車市場が好調だ。とくに中古車販売台数の成長率は新車を上回り、12年には販売台数ベースで同規模となったと試算されている。中古車購入は二輪からの乗り換え層が6割を超えるとされ、中間層の拡大が顕著だ。この波に乗るサービスのなかでも最大手がドゥルーム。個人、ディーラー、ブローカーが入り交じるマーケットプレイスだ。モバイルとの親和性、評価やレビューはもちろん、信頼性を担保する機能を数多く搭載して急成長。月間流通総額は1,200万ドル、モバイルアプリのダウンロード数は累計300万件を超える。

ディップタブベンチャーズ(DIPTAB VENTURES)
オンラインで24時間手配できるBtoB/BtoCトラック物流サービス「Letstransport」を運営。正確さ、安さ、簡易なUIで急成長。2015年創業。

スナップディール(SNAPDEAL)
後発ながらモバイル層を取り込みフリップカート(B)、Amazon.inに並ぶ大手ECサイトに。ソフトバンクが6億ドル出資。2010年創業。
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プラクト(PRACTO)
医師検索&予約サービス。独自のアルゴリズムとレビューによるレーティングも。アジアほかブラジルなど5カ国で展開。2008年創業。

2

レジーラド(LAZYLAD)
ご近所の店からモノが届く「ネットスーパー」アプリ。食品や日用品を4クリックで注文、90分以内に宅配。調達総額50万ドル。2014年創業。

レジーラドは、いわゆる「fugalinnovation」を体現したスタートアップといえる。最少の資源とコストで、最大の価値を機敏に生むイノベーションのことだ。彼らは自らのモデルを、「Eコマース、Mコマースを超えた、N(Neighbourhood)コマース」と呼ぶ。大型調達・買収を続けたローカルデリバリー「PepperTap」が設立1年半で経営破綻し、同「localbanya」が規模を縮小するなか、高度なテクノロジーによって、より地域に即した持続可能性のあるイノベーションを叶えつつあるLAZYLADに、投資家たちは大き
な期待を寄せている。

ハッカーアース(HACKEREARTH)
インド最大のエンジニアデータベース&マッチング。Eラーニングの提供やコンペにより正確なスキル評価が可能。2012年創業。

世界のソフトウェアエンジニアは1800万人、そのうち270万人がインドにいるといわれる。そんな理系人材の宝庫において、エンジニアのスキルを正確に査定し、ギャップのない企業マッチングを目指すのがハッカーアースだ。オンラインで問題を解くことによってスキルが査定され、企業はその情報をもとにエンジニアにコンタクト。採用が決定したらフィーを払う仕組みだ。企業独自のコンテストによる特定のスキルの見極めも可能。また、世界中のエンジニアによる練習問題やチュートリアルなどが大量に共有されており、教育の場としての機能も。

ショップクルーズ(SHOPCLUES)
マーケットプレイス型のECの国内パイオニア。GIC(シンガポール政府投資公社)などから1.3億ドルを調達したユニコーン。2011創業。

4

クイカール(QUIKR)
個人や零細企業が物やサービスを売買するための広告を、無料で出せるクラシファイドサイト。2008年創業のユニコーン。

ノーブローカー(NOBROKER)
モバイルに特化したC2C不動産マーケットプレイス。仲介手数料無料で賃貸・売買ができる。調達総額1,300万ドル。2014年創業。

ANIテクノロジーズ(ANI TECHNOLOGIES)
タクシー配車アプリ「Ola cabs」を運営するユニコーン。ソフトバンクやセコイアなどから10億ドル以上を調達。2010年創業。

各国を席巻したUBERがインドに進出したのは2013年。高級車送迎が浸透しなかったため庶民向けサービスにシフトし、2015年には10億ドルを追加投入した。結果はどうか。市場価値50億ドル企業「Ola cabs」のシェアの半分すらも勝ち得ていないのだ。「Ola cabs」は11年の設立から5年で100都市を網羅し、車両40万台を保有。特長のひとつは、充実したドライバー支援プログラムだ。車両の少額リースや低金利ローンなどを用意し、英語が話せないドライバーのために貸与デバイスを9つの現地言語に対応させた。また、電子決済サービスも好調。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

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