多くはテクノロジー分野で起業しており、中でも資産21億ドル(約2,390億円)で最年少のビリオネアとなったのが、スナップチャット創業者のエヴァン・シュピーゲル25歳だ。スナップチャットは昨年5月に5億3800万ドル(約612億円)の資金調達を行い、その際の企業価値は160億ドル(1.8兆円)だった。
テック業界の若きスターとして知られるシュピーゲルは、7歳年上の世界的人気モデル、ミランダ・カー(32)と交際中であることでも知られる。シュピーゲルとともにスナップチャットを創業したボビー・マーフィー(27)も資産額18億ドルで、リスト入りしている。
40歳以下のビリオネアの中でただ一人の女性起業家がエリザベス・ホルムズだ。現在32歳のホルムズは血液検査会社セラノスを19歳で創業。「ほんの数滴の血液を採るだけで様々な検査が行なえる」という技術で一躍注目を集め、莫大な資金を調達。その資産額はかつて45億ドルと推定された。
しかし、昨年から同社の技術に対する疑念が浮上。米連邦食品医薬品局(FDA)は、セラノスが使用する採血管が「ほとんどの用途で未承認」との報告書を公表し、大手ドラッグストア、ウォルグリーンズも同社の血液検査キットの取り扱いを中止。事業の先行きに疑問符が灯っている。
セラノス社の企業価値は前回の資金調達ラウンドでは90億ドルだったが、フォーブスはその価値が下落したと推定。ホルムズの資産額を約9億ドル引き下げ、現在の資産額を36億ドルと推定している。