また調査に回答した消費者の62%は、自分が所有する端末で製品をスキャンしたら、レビューやその他のお薦め商品についての情報が見られるようにしたいと回答。52%は、店に入ったら自分のモバイル端末にポップアップ広告を受信することに前向きだ。
さらに3人に1人は、紙または電子版のレシートに、自分が購入したものに関連したおすすめ商品の情報を掲載して欲しいと考えており、43%は、店舗で見たが購入しなかった商品に使えるデジタルクーポンを受け取りたいと回答。試着室に、購入する可能性のある衣服をバーチャル試着できる双方向型のミラーを導入する案についても42%が「クールだ」と評価した。
一方で買い物客の75%は、以前購入した商品に関連づけた商品をすすめるために顔認識を行うソフトはいきすぎだと評価。自分の携帯電話やタブレット端末から送られる信号で身元を特定され、店員に名前を呼ばれて挨拶されるのは「気味が悪い」と回答した人も同じく75%にのぼった。
ショアードは言う。「大通りにあるファッション小売店において革新が足りていないのが、試着室だ。スマート試着室は郊外の店舗で試験導入される傾向があるが、今ではもっと野心的な双方向型のインストアテクノロジーが求められている。タブレット端末経由で客に送られるおすすめ情報は、試着室での体験の向上につなげることができるはずだ。試着室の持つ可能性に目を向けないことは、顧客により良いサービスを提供するチャンス、ひいてはより多くの商品を売るチャンスを逃すことを意味する」