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マーケット、ミレニアル世代、マネー担当。

AH86 / Shutterstock

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは、チャットボットが今後、大きなビジネスに発展すると見込んでいる。同社はボットの開発に重点的に取り組んでいく方針で、4月12日から2日間にわたって開催した開発者会議「F8」では、チャットボット開発のためのプラットフォームを発表した。

ボットは人間が行うように質問に応えたり、課題をこなしたりするために設計されたソフトウェアプログラム。テクノロジー大手のうち、その開発を目指しているのはフェイスブックだけではない(マイクロソフトは今年3月、人工知能を使ったチャットボット「Tay(テイ)」をインターネット上で公開したが、すぐに公開停止に追い込まれた)。

ボットの利点は、企業がメッセンジャーを通じておよそ9億人(継続的に増加中)を超えるとされるユーザーたちと、直接的な会話ができるようになるということだ。マーケティング、小売の分野では、企業側が望むような顧客との親密な、そして即時的な対応が可能になる。そしてこの点は、フェイスブックにとっても同様に魅力的なものだ。アップルの「App Store」と競合するプラットフォームを構築することができれば、フェイスブックは売上高をどれだけのばせるだろうか。

ボット活用のサービスはすでに登場

すでに開始されているサービスもあるが、企業がボットをどのように活用し、ユーザーがどう反応するかは今のところ、まだ明確にはなっていない。

1年ほど前にサービスを開始したディジット(Digit)を例に挙げてみよう。これは、銀行口座の入出金を監視して、ユーザーが自動的に貯金することができるよう支援するものだ。テキストメッセージで毎日の残額や高額の取引に関する通知をしてくれるほか、貯金がどのくらい増えたかを定期的に教えてくれる。テキストメッセージの受信のほか、メッセンジャーのようなアプリを使ったやりとりも可能だ。

ディジットの共同創設者であるイーサン・ブロックによると、「ボットには大量のデータを高速処理し、ユーザーに合わせた形に賢くカスタマイズした上で、結果を即座に通知する能力がある」。そして、「ディジットが提供するような金融分野のボットは、ユーザーの口座に関する過去の情報を分析し、そのユーザー個人に合った第三者からのアドバイスを提供することができる」という。同社はすでに、ベンチャーキャピタルから1,380万ドル(約15億円)を調達しており、メッセンジャーを使った新たなサービスの提供を模索している。

もう一つの興味深い例が、今年創業したばかりのペニー(Penny)だ。ひとつから複数の口座の入出金を追跡するこのアプリのプラットフォームは、メッセージング・アプリのように設計されているが、チャットする相手は「ペニー」だけだ。自分のお金の使い方について楽しく会話ができるほか、口座の状況を前月比で把握したり、支出をカテゴリー別に確認したり、「ピーツ・コーヒー&ティーより、スターバックスでコーヒーを買う回数の方が多い?」などの質問に答えたてくれたりする。

ペニーの共同創業者であるミッチェル・リーは、「メッセージングのインターフェースは、複雑な概念をシンプルな会話に変えることができるという点で素晴らしい」と指摘する。また、ファイナンスに加え、チャットは健康や旅行などに関する計画を立てる場合などにも便利な使い方ができるという。

フォーマットには無限の柔軟性があり、ユーザーごとに異なる経験を提供することが可能だ。設立間もないペニーは、現在のところフェイスブックのメッセンジャーを通じたサービス開始の予定はないが、今後の可能性はあると見込んでいる。

編集 = 木内涼子

 

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