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I focus on the psychology of money and financial decisionmaking.

(Photo by David Paul Morris/Getty Images)

あなたのカレンダーに付け加えられる小さな変化は、あなたの行動に大きな影響を及ぼし得るだろうか──?行動科学が取り組んでいる最大の課題のひとつは、私たちが「短期的な必要性と長期的な目標のバランスを取る」ことを、いかに支援できるかとういことだ。

例えば、上司とのミィーティングが1時間後に迫っているという切羽詰まった状況は(あなたの頭の中で)「もっと瞑想する時間を持つ」という長期的な目標を脇に追いやる。行動科学者たちに言わせれば、この「押しのける」ということが、私たちが実行したいと望んでいながら、それに気持ちを向ける時間を取れずに苦労する最大の理由のひとつだ。

行動経済学の第一人者であるデューク大学のダン・アリエリー教授の協力を得たグーグルは、目標達成に向けた行動の実行を支援することは可能だと考えている。

グーグルは4月12日、人気のグーグルカレンダーに「ゴール(Goals)」と名付けた新機能を追加したと発表した。ゴールは、カレンダーが空欄になっている時間を個人的な目標の実現(もっと運動する、外国語を勉強する、読書をする、など)に向けた行動にあてるよう促してくれる。

行動経済学に向けられる期待

行動経済学に基づく概念は、米国政府から世界各国の企業・団体(世界銀行も含む)まで、すでに幅広い人たちに受け入れられている。

グーグルは昨年、アリエリー教授が共同創業者である時間管理アプリの「タイムフル(Timeful)」を買収しており、実生活上の問題の解決に行動科学の概念を役立てようとの教授の考えを新機能に採用したことは、驚くべきことではない。

教授は、大きな目標をひとつ立て、将来のその実現に向けて長期的に「自動的な」努力を続けていくことは非常に効果的であり、それはさまざまな形で証明されていると指摘する。新機能については、「これを実現したい、と明確にしておくだけで、いつ、どんなふうに、という決定はカレンダーの提案に頼ることができる」「カレンダーはアルゴリズム法に基づいて、目標達成に向けた行動の実施を支援する。開始時間と終了時間をあらかじめ設定しておく訳ではなく、あなたが忘れずにいたいと思っていることを実行する空き時間があることを、知らせてくれるのだ」と説明している。

グーグルは、現時点で日常的にグーグルカレンダーを使用している人数を公表していない。だが、ゴールはこれから一週間もしないうちに、世界中の数百万の人たちにとって、生活の一部になるかもしれない。

編集 = 木内涼子

 

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