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Jessica Peterson / gettyimages

バーチャルアシスタントの人工知能の進化が続いている。その水準がこのほど、マイクロソフトによってさらに引き上げられた。同社のパーソナルアシスタント「コルタナ(Cortana)」は、あなた宛てに届いた電子メールに目を通し、あなたが誰かと交わした約束を確認。日時を忘れることがないよう、カレンダーにリマインダーを追加するよう促してくれる。

アップルの「シリ(Siri)」は当初、主に音声を認識し、iOSに搭載された機能の一部を起動させるだけのシステムだった。先を見越して何らかのアクションを起こす機能は、シリにはほとんどなかった。その後に発表されたグーグルの「グーグルナウ(Google Now)」には、利用者のカレンダーと位置を監視し、約束の場所に時間どおりに到着するよう手助けしてくれる機能が加わった。そして、マイクロソフトのコルタナはさらにそこから一歩前進。利用者のメールを分析し、約束を忘れないよう注意してくれるのだ。

コルタナは、「子供の学校の先生に、来週クラスで開かれるパーティーに紙皿とナプキンを持っていくと約束するメールを送りましたか?」「今週金曜日までに、パワーポイントのプレゼン資料を完成させると約束するメールを上司に送りましたか?」などと聞いてくれる。テクノロジー関連情報を専門に扱う米「ザ・ヴァージ(The Verge)」によると、利用者がした約束を特定した時間枠のメールの中から検出し、リマインダーを設定するよう知らせてくれるという。

ただ、コルタナは利用者のカレンダーを乗っ取り、自動的にリマインダーを設定していくわけではない。不要なリマインダーまで追加することはなく、利用者がメールで交わした約束事を検出した場合に、リマインダーを設定する選択肢があると通知してくれるだけだ。

マイクロソフトによれば、コルタナがメールをスキャンした際に読み取ったデータが同社のクラウドサーバーに保管・分析されることはない。Windows 10の電子メールに記録された情報を閲覧できるのは、利用者とコルタナだけだ。だが、リマインダーはクラウドサーバー上の情報と同期していることから、これを理由にコルタナにメールをスキャンされることは気味悪いと感じる人がいれば、その人たちはこの機能をオフにすることができる。

コルタナ、シリ、グーグルナウ、そしてその他のパーソナルアシスタント機能について同様に、プライバシー保護の点で不安を持つ利用者は多い。マイクロソフトがWindows 10でコルタナの機能をオフにできるようにしたことは、何に対して自分の個人データへのアクセスを認めるかという点で、大きな強みといえる。

1月25日の時点では、コルタナの新機能を利用できるのは米国内でWindows 10のインサイダープログラムに参加している人のみ。マイクロソフトは今後、Windows 10のユーザー全員に利用可能にすると共に、iOSとアンドロイドでも利用可能にする方針だ。

編集 = 木内涼子

 

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