ビジネス

2016.04.09

アイデアの源泉は「社員食堂」にあり?

Artisticco / shutterstock

世界的に各企業が、人事を評価する新しい基準を模索するなか、人事戦略コンサルティング企業「リンクアンドモチベーション」による「モチベーションインデックス」が“新たな経営指標”として注目を集めている。本誌は同社の協力のもと、「社員がやる気に満ちた会社トップ10」3位のPLAN-Bと、4位の佐竹食品に取材を行った。

PLAN-B
アイデアの源泉は、「社員食堂」にあり?

近年の研究から、良いアイデアは喫煙所や給湯室、社食など、人が多く集まり、かつリラックスできるような場所で生まれることがわかってきた。そうしたこともあり、米シリコンバレーを中心に、「社員食堂」をウリにする会社は少なくない。

だが、デジタルマーケティング企業「PLAN-B(プランビー)」のそれにはシリコンバレーも顔負けだ。本社からすぐの所にある「でんらく」は、昼は“社食”、夜は一般客も入れる“和食店”という二つの顔を持つ。有名店で修業した経験を持つ料理人によるおでんや旬のお魚料理に舌鼓を打ちつつ、日本酒・焼酎を楽しめるのである。日本広しといえど、このような食堂を使える社員はあまりいないだろう。

リラックスできる環境をつくることは、社員のやる気につながるはず。豪華な“社食”がムリでも、アイデアを生む一工夫ならできるはずだ。

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文=Forbes JAPAN編集部

この記事は 「Forbes JAPAN No.22 2016年5月号(2016/03/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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