ビジネス

2016.04.09

アイデアの源泉は「社員食堂」にあり?

Artisticco / shutterstock


佐竹食品
1日仕事を止めて、より大きな結果が!

現場とビジョンを共有した方が、会社全体のパフォーマンスが上がるはずー。そう考える経営者は少なくない。

とはいえ、加速するビジネスの世界にあって、「全業務を1日止めてスタッフ全員で集まる」のはなかなか勇気のいることだ。なので、2013年にアニメ映画制作会社「ピクサー」が、社員の一体感を高めるために行ったことは話題を呼んだ。

日本でもそれを実践している企業がある。大阪でスーパーマーケットチェーンを運営する佐竹食品だ。同社は全店舗の営業日を1日止めて、全社員、パート、アルバイトを集めて意識統一を図る「ありがとう総会」を実施している。経営陣がスタッフと理念を共有し、表彰式やゲーム大会などを行うことで社員の一体感や、やる気を高めているのだ。

より大きな成果を出したいのなら、時には勇気を持って業務を止めることも大事なのかもしれない。

文=井関庸介

この記事は 「Forbes JAPAN No.22 2016年5月号(2016/03/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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