1. ソーシャルメディアは求職者との最大の接点である
ソーシャルメディアを活用する求職者の数が急増している。その理由の一つは、求職者の多くが若いSNS世代だからだ。人材ソフトウェア会社iICIMSの調査では、ソーシャルメディアに求人情報を掲載することで応募者数が30~50%増加するという。
2. 就職希望者の48%がソーシャルメディアを活用
ある調査によると、就職希望者の48%がソーシャルメディアを活用している。かつて面接官は相手のネクタイの柄などから求職者の人となりを判断していたが、今ではSNS上の情報も考慮に入れる必要がある。採用担当者のうち61%が応募者のソーシャルメディア上の情報に何かしらの不快要素を見つけたことがあり、55%が採用を見送ったことがあるという。
3. もはや身内で仕事を回し合う時代ではない
リクルーターを対象にした2014年の調査では、2015年の採用に関して63%のリクルーターが紹介による求人に注力したいと答えたのに対し、73%がソーシャルメディアによる求人に注力したいと答えている。今は一部の高学歴エリートが仲間内で仕事を紹介し合う時代ではない。また同じ調査によると、93%の企業やリクルーターがソーシャルメディアを使っているという結果が出ている。4年前は82%だった。
クラウドが私たちの情報の扱い方を変えたように、SNSが採用の在り方を変えたことは紛れもない事実だ。求人情報を発信し、採用側のブランド力を高め、人材を探し、人脈を築き、候補者を吟味する手段として、未来志向のリクルーターたちはより多くのお金と時間をSNSに投資している。