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増村 江利子

里山に住む「ミニマリスト」のDIY的暮らし方

国立音楽大学卒。Web制作、広告制作、編集を経てフリーランスエディターに。SuMiKaマガジン編集長、greenz.jpシニアエディター。二児の母として、犬二匹、猫三匹とともに、長野県諏訪郡の賃貸トレーラーハウスにてDIY的暮らしを実践中。ミニマリストとしての暮らしぶりは『アイム・ミニマリスト』(編YADOKARI)にも収められている。

  • グローバルか、ローカルか 地方の銀行事情から気づいたこと

    東京・神楽坂から、長野・富士見町に移住をして地味に驚いたのは、これまで当然のように持っていた通帳の銀行がないということだった。三菱UFJ、みずほ、三井住友……。支店がないのはもちろん、キャッシュディスペンサーでさえ1台もない。地元の人に聞けば、「八十二銀行」「諏訪信用金庫 ...

  • 田舎の仕事、働きかたについて思うこと

    東京・神楽坂から、長野・富士見町に移住をして4年ほど経つが、よく聞かれるのは「移住して困ったことはないか?」という質問である。「特にない」と答えると、「大きな病院が近くにないとか、仕事とか……」と続く。私が暮らす富士見町には総合病院があって、自宅から車で10分ちょっとの距 ...

  • 都会から田舎へ移住して気づいた「時間」の感覚

    東京・神楽坂から、長野・富士見町に移住をして4年ほど経つが、振り返って自分の中で一番変化があったのは、時間についての感覚だと思う。例えば、1年の始まりの感覚について。1年の始まりは1月1日でしょ、と思われるかもしれないが、どうも私には腑に落ちない。正直なところ、お正月は「カレンダーがお正月になるから ...

  • 「便利、スピード、快適」を捨ててまで手に入れたい大切なこと

    東京から長野に移住して、すぐに冷蔵庫を手放したことは、前回の記事でも書いた。大多数の人にとっては必要なものかもしれないが、私には必要のないものだった。それだけのことだ。そして、家電製品は洗濯機しか残っていなかったのだが、その洗濯機も手放してしまった。なぜ洗濯機をやめたのか家族4人に加え、犬2匹、猫3 ...

  • 冷蔵庫をやめてたどり着いた、「その日暮らし」のリテラシー

    冷蔵庫を使うのをやめてから、4年が経とうとしている。冷蔵庫なしで、どういう食生活を送っているのか、そもそも暮らしていけるのか? などとよく聞かれるが、何も困ってないし、普通に暮らしている。ミニマリストゆえ、もともと家電はほとんど持っていなかったが、東京から長野に移住して、すぐに手放したものが冷蔵庫だ ...

  • 半径3km圏内でめぐる「銭湯経済」のリアル

    消費欲に踊らされることなく、職住を近くして、見知った顔の人たちがそこで働き、暮らし、銭湯につかる。経済成長なき時代、そうした半径3km圏内でめぐる経済に、これからの生き方のヒントがあるのではないか……。「銭湯経済」は、平川克美さん著の大好きな本『「消費」をやめる 銭湯経済 ...

  • 便利さと引き換えに失いつつある、生きることのリテラシー

    田舎の人は、私の知る限りではたいてい、DIYに必要な道具はそこそこ揃えている。いや、持っていなくてもいい。持っている人を知っている。そして必要があれば、お願いできる関係性がある。前回の記事では、「田舎はモノが回ってくる」現象には、あげる側の「もったいない」ともらう側の「もったいない」の精神があること ...

  • 「田舎はモノが回ってくる」現象を生む、もったいない精神

    少ないモノで暮らす人は「ミニマリスト」と呼ばれているが、私の解釈は、モノを「所有しない」のではなく「依存しない」ことができる人だと考えている。例えば、冷蔵庫は家にないけどコンビニが近くにあるから大丈夫というのは、結局コンビニというサービスに依存していることになる。私はふとあるとき、東京の食料品店に並 ...