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水本 達也

ニュースワイヤーの一本

1968年、鎌倉生まれ。時事通信外信部・編集委員。社会部、盛岡支局を経て2001年5月から05年末までジャカルタ特派員。政治部で外務省を担当し、12年5月から17年6月までワシントン特派員。著書に『インドネシア』(中公新書)など。

  • 「反トランプ有志連合」、米中間選挙にサイバー介入か

    トランプ米政権が11月の中間選挙をにらんで各国との対決姿勢を強めるなか、中国やロシア、イランを枢軸とする「反トランプ有志連合」の動きが活発だ。目に見える関係の強化のみならず、SNSを舞台に、トランプ氏を標的にした情報操作や選挙妨害で「共同戦線」を張っている可能性が出ている。SNS最大手のフェイスブッ ...

  • 米朝で「やるやる詐欺」、遺骨200柱返還の大嘘

    トランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長が、シンガポールで史上初の首脳会談に臨み、朝鮮半島の非核化に取り組むことを確認してから1カ月以上が過ぎた。7月上旬に平壌で行われたフォローアップの米朝高官協議は不調に終わり、北朝鮮の非核化も一向に始まる気配はない。トランプ氏は「正恩氏は約束を守る」と信じて疑わ ...

  • 「ペンフレンド」のトランプ大統領と金正恩氏、非核化は時間切れか

    史上初の米朝首脳会談が、シンガポールで6月12日に開催されることが決まった。トランプ米大統領が、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と「会おう」と表明してから約2カ月半、両者は周辺国を巻き込み、激しい外交駆け引きを展開したが、結局は、米国が力ずくで北朝鮮の非核化を短期間で実現させるという当初のシナリオは、 ...

  • トランプ大統領は米朝首脳会談で「ゴール」を決められない

    北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、同国指導者として初めて韓国との軍事境界線を越えた南北首脳会談が「成功裏」に終わり、米朝首脳会談の環境がほぼ整った。トランプ大統領は、北朝鮮核問題を「解決する責務がある」と意欲満々。金正恩委員長も北東部・豊渓里(プンゲリ)の核実験場を廃棄して、米韓 ...

  • 金正恩の覚悟とトランプの虚栄心で米朝会談は成功するのか?

    3月25日から28日まで、中国を電撃訪問した北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、明らかに対決から融和へ戦略的にかじを切ったとみられる。今回の訪問で、金委員長は中国の習近平国家主席と会談したが、やはり5月までに行われる予定の米朝首脳会談についての協議が重要なものであったことは間違いない。その焦点の米朝会 ...

  • ついに有名企業も立ち上がった、アメリカの銃規制に変化

    アメリカ・フロリダ州の高校で17人が犠牲となった2月14日の銃乱射事件を受け、アメリカ社会では、銃規制を求める世論がかつてないほど高まっている。CNNテレビによれば、国民の70%が銃規制強化を支持し、反対の27%を大きく上回った。アメリカ政府の統計によると、国内に出回っている銃は約3億丁で、自殺を含 ...

  • トランプ大統領vs米メディア 中間選挙に向け「内戦」がさらに激化

    米国で内戦(the civil war)といえば、南北戦争(1861〜65年)を意味するが、トランプ大統領と米メディアの戦争が、新たな「内戦」と呼ぶべき様相を呈している。双方は敵意と憎悪をむき出しにし、修復不可能な状態だ。アフリカや中米国を「肥溜め(shithole)」と侮辱するなど、トランプ氏の傍 ...

  • トランプ大統領の「自分ファースト」が強いる二正面作戦の苦悩

    ロバート・デニーロとダスティン・ホフマンが出演している「ウワサの真相ワグ・ザ・ドッグ」(1997年)という映画をご存じだろうか。現職の米大統領がセックス・スキャンダルから国民の目をそらすため、架空の戦争をでっち上げ、自らの正当性を嘘で塗り固めていく内容だ。最近、米国のトランプ大統領がエルサレムをイス ...

  • 朝鮮半島有事でも、日本人5万人が退避できない「痛い理由」

    安倍晋三首相を筆頭に、各国首脳が「もてなし合戦」を繰り広げたトランプ米大統領のアジア歴訪(11月5~14日)。焦点の北朝鮮核問題への対応では、誰もが知りたかった今後の米軍による軍事攻撃の可能性について明確なメッセージは示されなかった。一方、小野寺五典防衛相がこの間、朝鮮半島有事が起きた場合の邦人退避 ...

  • トランプ歴訪がアジアをかき回す? 日韓では日程めぐり外交戦

    北朝鮮の核・ミサイル開発で域内の緊張が高まる中、トランプ米大統領が11月上旬、いよいよ東アジアに乗り込んでくる。5日から訪れる日本では、プロゴルファーの松山英樹さんを交えた日米首脳ゴルフや北朝鮮による拉致被害者の家族との面会など話題に事欠かない。ただ、日中韓を含む5カ国歴訪の全体像を眺めると、アジア ...