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2015.11.06 13:21

「世界で最も影響力のある日本人」 トヨタ社長、安倍首相、孫正義氏ら

ランクインした中では最大の上げ幅を記録した、安倍晋三首相。(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

ランクインした中では最大の上げ幅を記録した、安倍晋三首相。(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)


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フォーブスは11月4日、「世界で最も影響力のある人物」73人のランキングを発表した。最も高い順位に入った日本人は28位の豊田章男・トヨタ自動車社長で、安倍晋三首相は41位だった。

今回のランキング作成にあたっては、各人がコントロールする資金の大きさ、影響を及ぼす人数の多さ、総合的な影響力の大きさ、どれほど活発に行動を行っているか等の指標が考慮に入れられた。

ランキングに入った日本人は合わせて4人で、50位に黒田東彦・日銀総裁、51位に孫正義・ソフトバンク社長の名前が挙げられた。
安倍晋三首相は昨年のランキングから22位上げ、今年ランキング入りした人物の中で最大の上げ幅を記録した。同ランキングでフォーブスはこれまで「日本の首相は政権を維持する力が弱い」と批判してきたが、「安倍首相は世界第3位の経済大国のリーダーとして、政権を長く維持する力を示した」としている。
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トヨタの豊田社長は先ごろ開催された東京モーターショーで、「世界中の人々に、世界最大より世界最高の自動車メーカーと言われたい」との抱負を語っていた。また、黒田総裁は2013年の現職就任まで8年間、アジア開発銀行の総裁を務めていた。孫正義氏は中国の電子商取引最大手アリババへの投資やインドの新興企業への投資に積極的なことでも知られている。ロボット開発にも注力しており、昨年7月には感情認識ロボット「ペッパー」を発表した。

一方、今年のランキングの1位はロシアのウラジーミル・プーチン大統領で、3年連続のトップとなった。2位は前年から3ランク上げたドイツのアンゲラ・メルケル首相、3位は米国のバラク・オバマ大統領だった。オバマ大統領は昨年から順位を一つ下げ、現職の米大統領としては初めて、3位以下となった。

初めてランク入りしたのは8人で、死去した前国王に代わって名前が挙がったサウジアラビアのサルマン・ビン・アブドルアジズ国王(14位)、次期米大統領候補に名乗りを挙げているヒラリー・クリントン元米国務長官(58位)などが含まれている。そのほか、同じく米大統領候補への指名を争う共和党のドナルド・トランプが72位に入った。

「世界で最も影響力が高い人物ランキング」上位20人は以下のとおり

1位:ウラジーミル・プーチン/露大統領
2位:アンゲラ・メルケル/独首相
3位:バラク・オバマ/米大統領
4位:フランシスコ法王/ローマカトリック教会
5位:習近平/中国国家主席
6位:ビル・ゲイツ/ビル&メリンダ・ゲイツ財団共同創設者
7位:ジャネット・イエレン/米連邦準備制度理事会(FRB)議長
8位:デービッド・キャメロン/英首相
9位:ナレンドラ・モディ/印首相
10位:ラリー・ペイジ/グーグル創業者
11位:マリオ・ドラギ/欧州中央銀行(ECB)総裁
12位:李克強/中国首相
13位:ウォーレン・バフェット/バークシャー・ハサウェイCEO
14位:サルマン・ビン・アブドルアジズ/サウジアラビア国王
15位:カルロス・スリム/メキシコ通信大手アメリカ・モビル社長
16位:フランソワ・オランド/仏大統領
17位:ジェフ・ベソス アマゾン創業者
18位:アリ・ハメネイ師/イラン最高指導者
19位:マーク・ザッカーバーグ/フェイスブック創業者
20位:ジェイミー・ダイモン/JPモルガンCEO

文=フォーブス コーポレート コミュニケーションズ/ 編集=上田裕資

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