【重要なお知らせ:当社を装った偽サイトにご注意ください】

起業家

2025.04.18 18:45

次世代の起業家7人がピッチ 商用EV導入支援と子育て世帯向けアプリが受賞|RISING STAR AWARD 2025

撮影=大星直輝

撮影=大星直輝

Forbes JAPANが主催する、創業3年以内のスタートアップ起業家・経営陣を対象としたイベント「RISING STAR AWARD 2025」が4月16日、東京・恵比寿ガーデンプレイス内のザ・ガーデンルームで行われた。2019年のプロジェクト開始以来、7回目の開催となった。

ピッチイベントでは、次世代のユニコーン企業になる可能性を秘めた起業家たちが登場。100社以上の応募のなかから7社が編集部による事前審査を通過し、ピッチに臨んだ。

審査は、Forbes JAPANが毎年発表している「日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキング」の2025年版でランクインした4人の投資家が務めた。

大重信二(INCJ 執行役員 ベンチャーグロース投資 共同グループ長)
松本祐典(SBIインベストメント 執行役員投資部長)
田中章雄(Headline Asia 創業パートナー)
河西佑太郎(AngelBridge 代表パートナー)

ピッチでは、いま注目を集めるAIエージェントをはじめ、子育て向けのアプリ、ディープテックなどの幅広い領域で事業を展開するスタートアップが名を連ね、2人の起業家が受賞した。

1人目は、商用電気自動車(EV)の導入・運用をワンストップで支援するeMotion Fleet 代表取締役社長の白木秀司だ。物流業者やバス・タクシー会社など、モノや人を運ぶ事業者に向けて事業を展開。EVの導入戦略の策定、車両納車や充電設備の設置、運用の講習、フリート・エネルギー管理ソフトウェアの提供、EV運用の受託サービスなどを包括的に提供している。国内と並行し、現在はアジアへの展開を進めている。審査員の松本祐典は、「技術力に裏付けされた内製をしつつ、スピーディーに事業を展開し、すでに海外進出も着手しているという点でグランプリにふさわしいと感じた」と話した。

2人目は、子育て世帯に特化した地図アプリ「iiba」を提供する、iiba 代表取締役CEOの逢澤奈菜が受賞。同サービスは、商業施設やレジャースポットなど、子連れの家族が利用する場所の情報を地図上で見ることができるもの。「子ども用トイレがある」「ベビーカーの利用可」といったユーザーの口コミは全国でおよそ2万件に上り、子育て世帯にアプローチしたい大手企業や自治体との連携が進む。「サービスのローンチから1年半という短期間で、個人、企業、自治体まで巻き込んでいるのは経営力の賜物。このスピード感でさらに展開を進め、社会を変える起爆材になってもらいたい」と、審査員を務めた大重信二はエールを送った。

ピッチイベントに登場した起業家は次のとおり。(敬称略)

次ページ > RISING STAR AWARD 2025

文=加藤智朗 撮影=大星直輝

ForbesBrandVoice

人気記事