映画

2025.03.29 16:00

4月に配信開始するNetflix新作&新シリーズ、一気見の価値あり

(c)2023 Netflix, Inc.

ここが世界の最北端』(4月10日配信開始/全8話)

JASPER SAVAGE/NETFLIX
JASPER SAVAGE/NETFLIX

この心温まるコメディは、まさに皆が求めていたものだ。物語の中心にいるのは、北極圏の小さな町アイス・コーブで再出発を夢見る、若いイヌークの妻であり母親であるシアジャ(アンナ・ランブ)だ。自己中心的な夫のティン(ケリー・ウィリアム)との離婚後、彼女は単調だが安全な生活から、気の強い娘ブン(キーラ・ベル・クーパー)と共に母のニーヴィー(マイカ・ハーパー)のソファに寝泊まりするようになる。

このシリーズは、多くの視聴者が馴染みのないであろうイヌイットの文化について教えてくれる。北極圏で撮影された同規模のシリーズとしては初のもので、この地域を舞台にしたオーセンティックな物語を世界規模で配信するという点で画期的だ。

この愛らしい、元気の出るシリーズは、クリエイター、エグゼクティブ・プロデューサー、脚本家を務めるステイシー・アグロック・マクドナルドとアレシア・アルナクク=バリル、エグゼクティブ・プロデューサーのミランダ・ドゥ・ペンシェ、アーニャ・アダムス、スーザン・コイン、ギャリー・キャンベルによるもの。また、ブレーデン・クラーク、メアリー・リン・ライスカブ、ゾルガ・カウナク、ベイリー・ポーチン、ヌターク・ドリーン・シモンズ、ターニャ・タガクが出演している。舞台裏では、セットデザイン、衣装、髪型、イヌイット文化におけるタトゥーの意味など、すべて「本物」にこだわった。

ブラック・ミラー』シーズン7(4月10日配信開始、全6話)

Nick Wall/Netflix
Nick Wall/Netflix

チャーリー・ブルッカーによるダークで風刺的なアンソロジー・シリーズが、シーズン4のエピソードの1つであるSFアドベンチャー『宇宙船カリスター号』の続編を含む、6つの新エピソードで帰ってくる。

『宇宙船カリスター号』は、ビデオゲームのプログラマーが、自分が宇宙船の船長となり、同僚を乗組員としてシミュレートされた仮想空間を発明する話である。彼らが乗り出したSFの冒険は、明らかに不吉な方向へと進んでいく。ブルッカーがエピソードの続編を手がけるのはこれが初めてだ。この新シーズンは期待を裏切らないだろう。

今シーズンにおいても、いつものように、A級スターと新顔を組み合わせた驚異的なキャストが揃っている。今シーズンの俳優陣は、オークワフィナ、ミランカ・ブルックス、ピーター・カパルディ、エマ・コリン、パッシー・フェラン、ポール・ジアマッティ、ルイス・グリッベン、オシ・イカイル、ラシダ・ジョーンズ、シエナ・ケリー、ビリー・マグヌッセン、ロージー・マキュアン、クリスティン・ミリオティ、クリス・オダウド、イッサ・レイ、ポール・G・レイモンド、トレイシー・エリス・ロス、ジミ・シンプソン、ハリエット・ウォルターなどだ。

ブルーカーは、9月に開催されたNetflixの年次イベント『Geeked Week』で新しいエピソードについて説明し、今シーズンには2つの長編エピソードが含まれると述べた。「深い不快感を覚えるものもあれば、かなり笑えるものもあり、感情的なものもあります。ぞっとするようなことも起こりますが、あからさまなホラー映画的なものではありません。中には不快なコンテンツも含まれています」

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翻訳=江津拓哉

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