ヘルスケア

2025.03.27 08:15

保険適用、治療目的の「歯のクリーニング」とは

プレスリリースより

プレスリリースより

一般社団法人お口プラスが成人男女200名を対象に「歯科クリニックでの歯のクリーニングに対する意識と行動」について調査を実施した。その結果、日本人の口腔ケアに対する考え方や、クリーニングを受ける動機、頻度に関する興味深いデータが示された。

【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:20歳以上の男女
アンケート母数:男女200名
実施日:2024年12月13日
調査実施主体:お口プラス
調査会社:一般社団法人お口プラス

歯のクリーニングを受ける人は約6割

「歯科クリニックで歯のクリーニングをしていますか?」という質問に対して、調査対象者の約6割が「している」と回答。一見するとクリーニングを受けている人が多いように見えるが、約4割は「していない」と答えており、歯科クリーニングの普及度にまだ課題があることが伺える。歯磨きや歯間ブラシ、フロスを活用して自宅でセリフクリーングを行っている人も多いと思うが、歯石や着色汚れ、タバコのヤニなどは自力で除去するのは難しい。やはりプロに行ってもらわないと完全には除ききれないようだ。 

 次に歯科クリニックでクリーニングを受ける頻度について、クリーニングを受けている人の中では「3~4ヶ月ごとに受けている」と答えた人が最多の45人。次いで「5~6ヶ月ごと」が22人、「7~8ヶ月ごと」が17人と続いた。お口プラスでは、3~4ヶ月に1回のクリーニングを推奨しているが、実際には生活習慣や口腔内の状態により適切な頻度は異なる。歯科医師と相談しながら、個々に合った間隔で通院することが求められる。

「歯のクリーニングでどのような効果を期待していますか?」という質問には、「虫歯や歯周病の予防効果」が最も多く56人。次いで「歯石の除去効果」が46人と、健康維持を目的とする回答が目立った。

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文=福島はるみ

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