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AI

2025.03.12 15:45

OpenAI幹部が語る、AIを仕事で活用する方法:HumanX

OpenAIのケビン・ウェイル CPO

OpenAIのケビン・ウェイル CPO

AIカンファレンス「HumanX」が3月9日(日本時間10日)、米国ネバダ州ラスベガスで開幕した。今年が初開催となる同カンファレンスには、世界中のビジネスリーダーやAI関係者ら3000人以上が参加。12日(同13日)までの日程で、米OpenAIや米Anthropic(アンソロピック)の幹部など、時代を牽引する豪華な登壇者らによるセッション、そしてネットワーキングイベントが繰り広げられている。本稿では、カンファレンスの趣旨、そしてHumanXのCEOやオープンAI幹部のセッションを中心に紹介したい。


HumanXのCEO、ステファン・ワイツ氏はカンファレンスの冒頭、AIが驚異的なスピードで進化しており、世界がその話題で持ちきりであると強調。その上で、「期待と興奮、そして一部では恐れの声もある。しかし、派手な演出よりも、本質的な議論が必要だ」と訴える。

HumanXのCEO、ステファン・ワイツ氏
HumanXのCEO、ステファン・ワイツ氏

また、ワイツ氏の元上司であるマイクロソフトCEO、サティア・ナデラ氏が、「AGI(汎用人工知能)はむしろ気をそらす話題だ。本当に重要なのは、AIが今どのように活用され、産業を変革し、創造性を刺激し、経済モデルを再構築しているのかである」と話していたと明かす。つまり、実用性と経済モデルの再構築がAIの本質的な議論であり、そこに目を向けるべきという主張だ。

昨今のAI論争については、「私にとって非常にフラストレーションがたまるほど二元論すぎる」と批判。楽観論か悲観論かのどちらかしかないとした上で、「実際に何が起こっているのか、何が成功し、何がうまくいかなかったのか、そして次に何をすべきかを議論するためにHumanXを立ち上げた」と、カンファレンス立ち上げのきっかけについて説明する。

次ページ > セッションは実務的・実用的な話が中心

文・写真=田中森士

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